熊本地震で起きたこと,分かったこと③～2つの断層で起きた
9月頃、テレビを見ていたらある会社のコマーシャルを見て
「えーっ」 と驚いてしまいました。
それはある住宅メーカーの宣伝ですが、震度７の揺れを60回加える実験をしても壊れないという内容の宣伝でした。
私の頭の中では「震度7」の揺れってどんな揺れ???
日本の震度は0～7まで、5と6だけは弱と強があるため全部で10段階に分かれています。つまり、震度7までしかありません。もしも、明日、今まで計測されたことがない巨大地震が起きても震度は7になります。ですから、震度7を60回とは震度7の範囲が広すぎてどんな実験をしたのか分からないのです。
よく建築の雑誌に書いてある実験は「阪神淡路大震災で記録された揺れと同じ揺れを加えた。」と書いてあります。このように書いてあれば、1995年に記録された揺れを再現した実験をしたことが分かります。
震度には一定の幅がありますから、震度6強は○○とハッキリと数字が決まっているわけではないのです。
60回もしたのだから、実際はいろいろ考えた実験をした思いますが、宣伝とはいえもう少し他の言い方がないのかなと思いました。
次回は、「震度について②～震度とは」です。
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