「新耐震住宅でも倒壊の恐れ8割」の記事より~なぜ倒れない家を調査しないのか?②
月波楼から中門へ、これでちょうど池の一周、約1時間かけて周ってきました。
門の前にくの字型に方形の石が、そこから御輿寄(玄関)に向かって様々な形の切石を組み合わせて直線の大きな長方形にした石畳が敷かれています。この幾何学的な模様を書いたようなデザインの石畳を「真の飛石」と呼びます。
私たちは月波楼の方から来ましたが、本来は表門、御幸門、御幸道を通り、橋を渡り中門をくぐり御興寄へ入ります。ということは、本当は、霰こぼしの御幸道を歩き、中門の手前の大きな自然石を踏み、門をくぐると田の字型の4枚の切石、くの字型に並べられた正方形の切石、さらに一枚の正方形の切石のあとに真の飛石を歩いて、切石の石段を上がって御腰寄に入ることになります。
中門をくぐると御腰寄まで全て切石の組み合わせの道で、訪問客を迷わず案内するような演出なのか、また、切石で作った道は、手間が掛かりますから「もてなす」という意味があるのだろうか、と想像してしまいました。
案内の人から「また来てください。」と言われました。見落としたところも多く、松琴亭が見られなかったことは本当に残念でした。今度はもっと細かいところ、逆に大きく全体を見渡しながら見学してみたいと思いました。
最後に案内の人に、買った写真集の裏表紙に載っている三角燈籠がどこにあったか聞きました。どうも笑意軒の入り口にあったようです。
次回は、聴竹居、重要文化財に① です。
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