「新耐震住宅でも倒壊の恐れ8割」の記事より~なぜ倒れない家を調査しないのか?②
橋を渡り平地に出ると、右に新御殿、中書院、古書院が見えましたが、左に曲がり笑意軒へ向かいました。笑意軒の前にも外腰掛けの延段と同じような長い石畳が、長さも幅も外腰掛よりも小規模ですが、直線で雰囲気がよく似ていました。
※小規模と思って帰りましたが後で調べると、外腰掛の延段と比べ、幅は狭いですが長さは長く19.7mでした。
笑意軒は名前も亭ではないためか今まで見た中で一番大きく、部屋がいくつもある建物でした。
案内の人が説明を始めた場所は、ひさしの下、見上げると鴨居の上にはなんと六つの円い窓が、そのデザインにビックリ。丸窓は下地窓といわれる土壁下地の小舞竹が見えている窓ですが、故意にしたのか、偶然なのか分かりませんがその竹の間隔がすべて違っているようでした。
案内の人の話によると、開いていた障子、襖、窓の障子の向こうに見える田は景色が変わらないように桂離宮で管理しているという話でした。
後から写真集の最後についている図を見ると、笑意軒の窓の向こうは白くなっていて桂離宮の敷地ではないことが分かりました。あの窓の向こうに、大きなビルが建ったらと想像するとゾッとしました。
次回は、桂離宮を訪ねて⑦~月波楼へ です。
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