元気な老夫婦
桂離宮を訪ねて③~外腰掛と二重升型手水鉢
御幸門から御幸道を途中まで戻り、左に折れ外腰掛へ向かいました。飛び石伝いに繁みの中を上ると明るいところに外腰掛がありました。外腰掛は屋根と椅子があるだけの建物ですが、柱や梁は皮付きの木のまま、屋根も茅葺きですから、裏山の木を切って建てたような建物でした。木々の中にひっそりと建っている、ハイキングの途中の休憩所のようです。
外腰掛は松琴亭に行くまでの休み処として設けられた建物で、ここでは池や庭は冬のため菰巻きした蘇鉄(そてつ)のために見えないようになっています。また、外腰掛には雪隠、つまり現代のトイレがありました。
残念ながら、外腰掛の前の長さ17mの石の延段は人が多すぎて写真を撮れませんでした。でも、延段の端に変わった手水鉢を見つけ写真を一枚。写真集で確認すると「二重升型手水鉢」と呼ばれる手水鉢でした。
次回は、桂離宮を訪ねて④~天橋立と松琴亭 です。
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