瑕疵保険(かしほけん)はどうなった?①~週刊文春3月23日号の欠陥住宅の記事
瑕疵保険とは、新築してから10年間、構造上主要な部分と雨漏りについて、瑕疵(欠陥)を保証する保険です。瑕疵があった場合、引き渡し後10年間は保険会社から費用がでるため、雨漏りなどがあっても修理費用は施工会社も施主も払わなくてよい制度です。ただし、工事中に保険会社の検査を受け合格しないといけません。
通常は、基礎のコンクリートを打設する前の配筋工事終了時と屋根、耐力壁の工事が終了した時の躯体検査と2回、検査員による検査が行われます。当然、図面を見て検査しますから基礎がないことなど考えられません。
S社のホームページを見ると、瑕疵保険を付保(保険を付けること)しているようですから、検査を受けていたと思われます。となると、検査員は何を検査していたのかということになります。同時に、設計した建築士には監理責任が問われますから、監理担当の建築士にも責任はあります。
記事にも書いてありますが、保険制度があり、検査を受けているはずなのにこのような家が建つということは、制度に問題があるのではないでしょうか?
次回は、 瑕疵保険(かしほけん)はどうなった?③~瑕疵保証の頃は です。
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