「新耐震住宅でも倒壊の恐れ8割」の記事より~なぜ倒れない家を調査しないのか?②
「時間まで、庭の紅葉でも眺めていてください。」と言われたので、庭の方へ廻りました。置かれたベンチに座って待つ人、紅葉を写真に撮っている人などたくさんの人が待っていました。私は、以前に買った本を取り出し外観をチェックです。庭から見える部屋は縁側のようです。
聴竹居は、本の図面によると真南に建てられていません。南北から約45度振って建てられています。東南を向いている縁側は、朝から昼過ぎまで日が入りますが西日は入らない配置になります。また、この配置にすると、一年中、四面の外壁に一日に一度は日が当たることになります。日が当たることで、外壁の湿気なくなり、雨が当たっても乾きやすくなり家が傷みにくくなります。
庭を西に回る(玄関は東にある)とそれ以上は行けないようになっていて、読書室の外壁までしか見られません。この辺りに床下の空気の取り入れ口(導気管)があるはずですが、竹の柵で立ち入り禁止になっていました。
庭に戻ると、ベンチが開いていたので座って眺めると、聴竹居は庭から一段上がった場所に建っています。つまり、家より庭は下がっている。そのためか、庭の端から見ても(元々勾配のない屋根ですが)屋根の棟は少ししか見えません。あそこから、空気が逃げるようになっているのかと思っていると
「1時15分からの整理券の人」
と声が掛かり、やっと中に入れるようでした。
次回は、聴竹居を訪ねて③~聴竹居とは です。
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