相見積りのムダ⑥~見積りは誰がする?2
この方法は、一階は普通の家ですが、2階は大きな屋根裏部屋にして工事を減らす方法です。2階は屋根裏で大きさは明らかに小さいですが、坪単価で計算すれば床面積は同じなので1階も2階も同じ工事費になります。
下の絵を見れば、2階の桁側には外壁はなく屋根だけ、妻側にしか壁がないため窓は妻側にしか付きません。室内も天井は床と同じ面積張れません。つまり、1階に比べ床面積は同じでも壁、天井の工事は大幅に減ることになります。
下の普通の家Aとの比較を見れば、家の体積が大きく減っていることがわかると思います。屋根の面積は増えますが、外壁の面積が減ると開口部のサッシも付けなくてよいことになり屋根工事の増加分よりも費用が浮くことになります。
誰が見ても、1階と2階が違うことは明らかで、本来は2階の工事費は1階の工事費よりかなり安くなるはずですが床面積は同じだから同じ坪単価で計算する。実際このような計算方法で広告を出していた業者がいました。