相見積りのムダ⑪~設計者が最適
数年前に、請けたリフォーム工事の話です(詳しくは(コラム;リフォームの時代⑨ )を参照してください)。
私以外にもう一人の業者Aが、設計と見積りを出していました。工事は私の工務店に決めてもらいましたが、その時に奥様から聞かれたことです。
「鈴木さんは、水道と電気の業者以外の業者を連れて来なくても見積りをだしてきましたが、どうしてできるのですか?」
初め、私は意味が分からなかったのですが、話を聞くと業者Aはぞろぞろとたくさんの業者を連れて現場を見に来たらしいのです。そこで私は、電気と水道工事以外は、全て自分で数量を図面から拾い出し、分らない所だけを各職種に聞いて見積りを出していると答えました。
業者Aは建築士の資格があるという話でしたが、設計はできても工事の方法がわからないため各業者を連れてこないと見積りが作れなかったのです。
設計してもどんな工事が必要か、どうやって工事するのか分らないため、その判断を各職に任せている業者が多いのです。