相見積りのムダ⑭~相見積もりしないならどうするか?
前回書いたように各工事を担当する業者や職人が出した見積りまとめて出していることに変わりはありません。
ただし、最近は、外壁は窯業系サイディング、内装の床は合板のフローリング、壁、天井は石膏ボードに壁紙と各部屋も同じ仕上げが多く、施工する各業者に金額を聞かなくても見積りができるような工事が多くなっています。仕上げ工事だけでなく構造材も図面をプレカット工場に渡して見積りができます。
また、パソコンのソフトで図面を作成すると見積りができるようになり、便利になった反面、工事内容を理解しない、その工事の量も価格も知らないで工事する業者がいます(コラム;集成材の疑問⑭ 参照)。
そのような元請け業者は各工事の時間の管理をするだけで、現場で職人がわからないことを尋ねても答えられないようになり、現場は職人任せになっています。工事が終わると見えなくなってしまう一番大事な場所のチェックが出来なくなっているようです。