WB工法を採用して10年 その13~2005年 夏のWBの家
説明会から半月後。
私はウッドビルト本社へ行きました。
寺島社長(現:会長)は元々工務店の経営者です。開発の努力の話などたくさんのお話を聞きましたが、
その中で今も忘れない言葉は
“大きな会社には売りません。先日、○○○ハウスからも電話がありましたが、断りました。私もあなたたちと同じ工務店の経営者ですから。”
日本の家を守るには、工務店が頑張らないといけない。そのためには、WB工法を大きな会社に売らないという寺島社長の強い決意を感じました。
長野のウッドビルド本社での説明後、すでにお施主さんが生活している完成した家を見せてくれることになりました。その日は快晴でしたが、家の中に入るとなんとなく涼しい感じがしました。
もっとびっくりしたことは、お施主さん(Bさん)との話でした。
Bさん 「どちらからみえました?」
私 「愛知県からです。」
Bさん 「愛知県は暖かいからならないと思うけど、このあたりでは冬に窓ガラスが凍ってしまうのですよ。窓も開かないし、朝になって暖かくなると氷が溶けて床がビショビショになるんですよ。」
窓ガラスの外側に氷が付くと思っていたので、私の頭の中は”?”の連続でした。
なぜ、溶けた氷が家の床を濡らすのかよく分りませんでした。
次回は、『WB工法を採用して10年 その11~2004年7月、長野の家で』です。
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