10年で塗装しないといけない家8~体験談、モルタル外壁の塗装
窯業系サイディングには、縦張り、横張りがあります。以前の窯業系サイディングは縦張りしかありませんでしたが、最近は横張りが増えました。縦張りと比べ、横張りはデザインが豊富です。
縦張りの場合、巾90cmごとに縦にラインが入ってしまいますが、横張りですと3mまで縦にラインが入りません。3mの中に窓などがあっても縦のラインは入らないため、スッキリした外壁になるのです。
縦張りと横張りを比べるともう一つ違いがあります。それは、板と板の継ぎ目(目地)の長さです。
下の絵は縦張りと横張りの張り方で、どちらも板の長さは同じ3m程です。
縦張りの場合、建物の高さが2階建てで約6m、板の継ぎ目は水平に一本入るだけです。ここには金属製の水切りを入れますから樹脂系シーリング材は窓周り、入り隅部分などにしか使用しません。ところが横張りの場合、長さが3mごとに縦に目地ができます。継ぎ目や窓周りに充鎮する樹脂系シーリングの長さは一軒でトータルで100m以上にもなります。
次回は、「10年で塗装しないといけない家6~シーリング工事とは」です。
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