「新耐震住宅でも倒壊の恐れ8割」の記事より~なぜ倒れない家を調査しないのか?②
入り口で番号札を渡されました。
15番。
たくさん並んでいるので、25人ぐらいが一度に入るよう入場規制がされました。
門をくぐるとアプローチは切石と自然石の組み合わせの石畳、曲がって建物の中へ入りました。
案内された本堂の庭は『確かに赤い!』枯山水の庭ですと白い砂なのですが、赤い土は初めて見た庭の色でした。
弧篷庵の意味はひとつの舟のこと、この建物は舟から眺めたようになっているという案内人の説明がありました。この本堂の庭の赤い土は砂浜、その向こうに二段に刈り込まれた生垣は波を表し、本来なら借景として船岡山が見えるそうですが、高い建物が建った現在はここからは見えないそうです。ほとんどの京都の庭が同じように借景としている風景は見えなくなっているのは残念です。
それにしても、赤い砂浜(土)と緑の波(生垣)、禅宗のお寺の庭としては、なんとも不思議な色使い。船岡山も緑色なのだろうか、などと想像を膨らませていると次の間へと追い立てられ、忘筌へ…。