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香川浩司

特殊清掃、ゴミ屋敷清掃、遺品整理の専門家

香川浩司(かがわこうじ) / 遺品整理業

株式会社L.A.P東海(こころテラス東海)

コラム

遺品整理・・・相続問題やトラブルについて(生前整理・終活の勧め)

2021年6月14日

テーマ:遺品整理、生前整理 相続

コラムカテゴリ:お金・保険

コラムキーワード: エンディングノート遺品整理財産分与

遺品整理で一番問題になってくるのが、相続や財産に関するトラブルです。
身内が亡くなった後に、財産を調査する時、本人が居ない為に、非常に手間がかかります。
しかし相続の手続きには、期限があるので、調査は急ぐ必要があります。
よって生前整理をやっておくことが、実は相続問題で一番もめない方法なのです。
生前整理は、遺品整理に比べあまりなじみが無い言葉ですが、大きな意味では以下の3つの意味があります。

・「断捨離(だんしゃり)」
本人が、物が多い生活を改め、必要物と不要物を整理し、不要物を捨てる事

・「入院・老人ホームへの入居」
ご高齢者が、病気やケガで入院され退院の目途が立たなくなった場合や、家を出て老人ホームに入居される場合で、必要品以外を廃棄する場合

・「終活」
生前に、財産目録を作成し、誰に何を相続されるのかを決め、遺言書やエンディングノートに記載する事です。

今回は、相続問題でトラブルを回避するための「生前整理」なので、三番目の「終活」がこれに当てはまります。
「自分には、遺産なんてほとんどない」などと考えている方も多いと思いますが、それでも揉める時は揉めるのです。

現在は、昔と違い子供が親と一緒に暮らすケースが減っており、家も別に購入している事が少なくありません。
また仕事の転勤等で、子供が遠方に住んでいる場合も多くなっております。
このような場合、ご両親や身内が無くなり、御遺族が家を整理し、遺産や遺品を探し、不用品を捨てることは、非常に大変です。
また、亡くなった方の住居が賃貸住宅の場合、家賃の支払いなどもあり、早急に退去する必要があります。
これを残された家族にしてもらう際に、少しでも負担を楽にするために、生前整理をしておいた方が良いのです。

また、自らが高齢で、病気により動けなくなった時や入院した時に、どんな施設に入りたいのか?、延命措置が必要な場合、どこまでして欲しいのか?、死後に臓器提供をするのか?等、生前に自分の意思をはっきりさせておく方が、親族も予期せぬ事態が発生した場合に慌てずに済むのです。
よって生前整理は、保険などと同じ「いざと言う時の備え」なのです。

もちろん、生前に「断捨離」をして、物が少なく整理整頓された自宅で過ごすと言う事は、ストレスの軽減や、転倒のリスクを軽減をするので、こういった生前整理も必要になってきます。
ご両親を無理強いせずに説得し出来るだけ早めに物を整理することが大切です。

と、トラブル回避のために生前整理をお勧めしてきましたが、遺品整理の際に、起こりやすいトラブルのケースを記述し、いかに「生前整理・終活」が必要なのかをご理解いただきたいと思っております。

1)部屋が汚部屋やゴミ屋敷だった場合
親族が亡くなったと報告を受け、部屋に行ってみたらゴミや不要物が部屋中に溢れていた「ゴミ屋敷」や「汚部屋」だったというケースが多々あります。
その遺族が、遠方に住んでいるというケースもあり、この場合の手間や負担は並大抵ではありません。
ゴミ屋敷ですと、中の家財やゴミを撤去しないと、その家を売ることも出来ません。
また賃貸物件の場合は、尚更大変ですが、退去までに何度も足を運ぶ必要がある事はもちろん、部屋が傷んでいると莫大な部屋の修繕費を請求されることもあります。

2)遺品に美術品や骨董品等、価値の高い物があった場合
こういったものが、発見されると相続の際に、誰が何を相続するのか?という問題が発生し、トラブルになりやすいと言えます。
自分の趣味で、物を収集している場合でも目録などを作り、死後どうするのか?を書き残す必要があります。

3)デジタル遺品
インターネットが普及した今、パソコンやスマホ内のデータは、ご本人以外はなかなか判り難い物です。
こういったデジタル遺品の中には、故人が、株取引、FX、ビットコインなどの取引をしていた事を知らない場合があります。
一番問題なのは、こういった取引でお金が遺産として残っていればいいのですが、死後株やビットコインが暴落して、遺族が莫大な借金を背負う事になる場合です。
こういったデジタル遺品に関してもきちんとIDやパスワード含め書き残す必要があります。

4)相続
死後にもめる原因の一番は相続です。
相続、これについて一般的にはお金が貰える事を想像しがちですが、死後に借金がある場合などは、残されたご遺族に大変面倒を掛ける事になります。
相続の際には、財産目録の作成が必要になってきます。
目録には、現金、不動産などの売却益がある財産でだけではなく、借金やローン、リース、そしてその際の保証人などのマイナスの財産についても記述する必要があります。
これにより、相続人が集まり財産の分割協議を行う際、財産の内容によっては、相続放棄をしたほうが良い場合や、限定承認の方法を取る場合が、出てくるのです。
また不動産は、直ぐに分割できない為、その価値をきちっと査定しなくてはなりません。

以上が、遺品整理の際にトラブルとなりやすいケースです。
上記から、大切な親族に迷惑を可能な限り掛けない為にも、「生前整理・終活・断捨離」を行う事をお勧めいたします。
こころテラス東海では、生前整理のご相談をはじめ、骨董品、美術品の査定、買取も可能です。
生前整理・断捨離のお手伝いも致します。
見積、相談は無料です。
生前整理・終活を希望される方のお役に立つことが出来ます。

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