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田村哲也

小規模事業所経営者の頼れる経営アドバイザー

田村哲也(たむらてつや) / 経営コンサルタント

office TAMURA (オフィス タムラ)

コラム

『三番目の8時間』

2024年5月6日

コラムカテゴリ:ビジネス

いちにち24時間を三分割
❶:休息(睡眠等)8時間
❷:仕事(勤務等)8時間
❸:自由(趣味・嗜好等)8時間

❷の
ベストパフォーマンスがあってこその
『ワークライフバランス』

「働き方改革=残業はダメ」
 といった短絡的な構図ではなく

如何に❷の生産性を上げるかが
企業側にも働く側にも求められているモノ
(・・・ですよね)

故に❶と❸の
時間の確保と充実さが全て・・
そのための「残業はダメ」
(・・・ですよね)

*質の良い❶の追求は説明いらず・・・
*問題は❸における双方の考え方だ・・・

資格取得

税理士事務所や
設計事務所の経営者さんと
 話す機会がままある・・・

共通するトーンは
『個々のスキルアップと
 提案力の向上(知識と技術力)こそが
 結果的に
 取引先への付加価値提供となり・・・
 決して即効性はないけれど
 「利益増進~スタッフへの還元」へと
 必ずや繋がるんだけどなぁ』
 といった感じでほぼほぼ帰着する

そしてその中心にあるのは
「資格取得」だったりもする(これまた共通)

●事務所側としても
 有資格者の内容や数は営業的にも重要だし
●スタッフ側においても
 実力も自信も収入もUP
 (退職しても資格は貴方のモノ)

なのに昨今・・・
 TOPからの言い方一つで
 パワハラ的に受け取られてしまったり

就業時間外に研修(勉強会)を施しても
「業務の一環」と見なしていただけるのですか
・・・などと返ってくるらしい

個々の成長とスキルアップに
 コンプラハラスメントという
 武器を持ち出すことに
 違和感とやるせなさを拭えない

❸:自由(趣味・嗜好等)8時間

誤解を恐れず
私が思う冒頭の❸に話を戻すと・・・

*映画や音楽やスポーツや飲食・・
*気の合う仲間とのコミュニケーション・・
といった拘束されない
様々な「自由」を有効活用することに
 異を唱えたいわけでは決してない

しかし「❸自由」には
*身銭を切って何かを学んだり
*書籍を読みあさったり
*もちろん資格取得への学習にあてたり
 ・・・といったことも
 含まれてるのではないですか?
 (と問いたい)

あなたが主張する「勤怠の権利」には
あなたにとってメリットのある
 「大いなる義務」や
 「未来を司る大切なこと」が・・
トレードオフでもあるという道理を
●『理解する』と
●『理解しない』ままとでは・・・
 後者は確実に
 周回遅れになっちゃいますよ
 と強く言いたい

第三者発進・・・

上記の「一日を三分割」する
考え方と真の使い方(意義)を
 是非ともスタッフに向けて
 レクチャーして欲しいと
 依頼される事がある

このニュアンスでさえ
 経営層からの発進では
 会社からの「強制」「押しつけ」だと
 受け取られるコトへのヘッジ

コンプライアンスやハラスメントは
本来「マナー」寄りだったはず

それがいつしか「ルール」と化し
罰則を伴うものとなってしまった

たしかにそうでもしないと
ヒトという生き物は
都合良く解釈したり己に甘かったりもする
(そこは認めます)

とはいえ
ここかしこでの「労使のズレ」は
そのルール(物差し)ではない別次元の
・・・「本音」の部分で共鳴しない限り

今後益々ルールの項目数だけが増え
その罰則内容が
 ただ単に重くなるという傾向を
 止められないんだろうな
 ・・・と思えてならない
 ・・・なんだか虚しい

と・・・GWにDeskでつぶやく
おじいちゃんの独り言でした

#321

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