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田村哲也

小規模事業所経営者の頼れる経営アドバイザー

田村哲也(たむらてつや) / 経営コンサルタント

office TAMURA (オフィス タムラ)

コラム

「ノーワーク・ノーペイ」

2021年8月16日 公開 / 2021年8月23日更新

コラムカテゴリ:ビジネス

働く上での
「休日」と「休暇」の違いを
 サクッと説明できますか?


「休日」
 ・働く義務がない日
 ・会社が定めた休みの日
 (土日祝/年末年始・・・)

「休暇」
 ・働く義務のある日に休んだ日
 ・自分が “休む” と決めた日
 (有給休暇/特別休暇・・・)

その定義やニュアンスを
理解していない人が(意外に)多い

そしてその上での
 ・少なくとも一週間に1回お休みを確保
 ・一週間の労働は40時間以内
 といった・・・法定休日の話となり
 労使双方がその権利と義務を遂行

働きやすくするための
仕組みやルールであるはずのそれらは
今もって本質ではないところで右往左往

ノーワーク・ノーペイ

そしてそれよりも ずーっと手前にある
当たり前の道理

ノーワーク・ノーペイ(労働基準法24条)」
 ・労働者は「労務」を提供しない場合
 ・使用者はその部分について「賃金」を支払う
  義務がない・・・という給与計算の基本原則


*働かなかったら「給料」はもらえませんよ!
*何らかの理由で働かない(働けない)時は
 有給休暇を使わなければ「給料」出ませんよ!

故に体調管理やスケジューリングは大事
故に適切な休息時間の確保は大事
故に勤怠にまつわるルールは大事

といった辺りを認識し合って
「周知徹底~浸透定着~評価」への盛り込み

各々が力を発揮して欲しいためなのに
結局のところ表層にあるルール(権利)だけが
染みわたる

私見だが
 安易な遅刻や欠勤が
 世の中的に
 以前よりも多くなったよなって
 思えてならない

何だか薄っぺらい・・・
時代のせいにはしたくないが・・・

もしも自身が
「朝の情報番組」の帯を任されるMCだったら
 それが許されないし
 そうはしないし・・・

プロって
働くって
お金を貰うって・・何だろう!?

三分割

我々の若かりし頃は
・そもそも週休二日制でもなく
・寝ずにやれと言われ
・少々の体調不良は這ってでも来い
・酒の飲めない奴は仕事が出来ない

そんな世代が駄目!!
というか
どこかに残ってしまっている
日焼けの後の “シミ” みたいな
一方通行で閉鎖的な意識を
本気で変えていかなければならないフェーズ

1日をザックリ三等分
 ①睡眠(+入浴)
 ②仕事
 ③その他(食事・趣味・団らん・スキルアップほか)


私自身 以前では考えられない発想だし
こんな単純な話でないことは周知の上

「②仕事」で成果や成長を促すには・・・
 結局のところ①と③とのバランスが大切!!

「①睡眠」の質が重要なんだと昨今フォーカス
 その為にもまずは時間軸での確保

一方「②仕事」のパフォーマンスに
 必要なエッセンスは
 日常の延長線上だけでは駄目だということ

故に「③」において
 職場以外の面々との会食や交流
 業務にダイレクトではない学習(書籍やセミナー)
 もちろんリラックスとコミュニティも・・・

よって
「②仕事」の時間をコンパクトにすることこそが
「②仕事」の成果が上がる・・といった構図


更に①と③へは
「時間の確保だけではなく
 その姿勢や成長に対して
 物心両面のサポートといった辺りまで
 踏み込まないと足らないよね」

と浜松町のK社長と議論(腑に落ちた次第だ)

いつだって本質

AIに代表されるテクノロジーの進化・・・
 決してそれ自体は詳しくないが
 ジワジワと「時間=対価」の本来意味が
 変化していることは間違いない

「残業」の存在自体も激変
 そこに潜む対価も
 それを駆使することで問われる能力も
 方向性を示せない組織も・・・


何故ゆえに休息が必要で大切なのか
 労使双方が「意識レベル」
 納得し合っていないと

不必要で周回遅れ的な
 存在になってしまいますよね(うん)


本当の意味での
ノーワーク・ノーペイ
 →「ぶら下がる者 食うべからず」・・到来


老害寸前の我々世代こそ
 規則やルールの奥深いところにある
 モラルやマナーだったり
 働く本質や道理のようなことを

声にしていかねばならないよなって
 感じる今日この頃です
(これこそぶら下がりかな!?)


嫌な「雨」が続いてます
もう少ししなりましょう

_179_

この記事を書いたプロ

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