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田村哲也

小規模事業所経営者の頼れる経営アドバイザー

田村哲也(たむらてつや) / 経営コンサルタント

office TAMURA (オフィス タムラ)

コラム

「闘わない奴等が笑う」

2019年8月26日 公開 / 2021年3月1日更新

コラムカテゴリ:ビジネス

中島みゆきが1983年にリリースした
「ファイト♬」というカップリング曲

“ファイトっ 闘う君の唄をぉ~
  闘わない奴等が笑うぅだろぉ~♪”

カロリーメイトのCMに使用されてたり

なんでそんな話から入ったかと言うと・・・
先日 偶然手にして 購入した本にそれを見たからだ

この本
入社三年目の若手社会人向けにイメージされた本(らしい)

100個の珠玉の言葉のオンパレード
その中から悩んだ末に三編を紹介

①嘲笑する

『人は自分に理解できないものを嘲笑する』
    ゲーテ(ドイツの詩人・小説家)

何かを嘲笑した人が実は何もできない
それは決して珍しいことじゃない

かつて野茂英雄がメジャーに挑戦した時
あるいは大谷翔平が二刀流を宣言した時
多くの人が彼らの挑戦を嘲笑した

しかし彼らの可能性を
まったく理解できていなかった

何かがくだらないと感じた時
本当にくだらないのは君自身かもしれない
そう考える謙虚さをゲーテは大切だと言っている

君の言葉を誰かが笑う
中島みゆきの歌にもあった
「闘う君の唄を 闘わない奴等が笑うだろ」

笑うのはいつも
挑戦しない人たちだ
挑戦する君の勇気を理解しない人たちだ

誰かの勇気を笑った瞬間
君の敗北が決まる。。。

②屈服ではない

『人間の本当の価値は敗北に直面した時に決まる
  敗北とは決して屈服ではないのだ』
    ヘミングウェイ(アメリカの小説家)

上司が君の意見を否定する
睡眠時間を削って必死に作成した報告書が
いとも簡単にシュレッダーのエサになる

こういう気持ちを「敗北」と呼ぶのだ
君は初めてそのことに気付く

しかしそれを絶対に「屈服」とは捉えないこと
ヘミングウェイの力説は
君に届いているだろうか?

だから頭を下げても
靴の先をなめたりはしない
敗北は「やり直し」を必要とする

だが屈服が欲しがるのは
ただの「迎合」でしかない
迎合はやり直さない
だから何度でも失敗する

やり直しを選択すれば
それが新たな君の価値になる

君はそこから
本当に多くを学ぶことが出来る

③本当はやりたくない

『自分にはできないと考えている間は
  本当はやりたくないと心に決めている』
    スピノザ(オランダの哲学者)

「できない」を分解してみたことがある

力が足りず「できない」・・
どうしてよいか「わからない」・・
そして気持ちがないから「やりたくない」

もちろん最後のヤツがラスボスだ‼
最悪の敵はいつも遅れてやってくる

それはスピノザの時代から
決して変わることがない

力がつけばできるようになる・・
やり方を学べばわかるようになる・・
だが気持ちってヤツはどこまでも厄介だ

力や知識が身についても
心が変わるとはかぎらない

まずは逃げている自分を認めること
「やりたくない‼」と叫ぶ心に活を入れること

何事も認めなければ始まらない

まとめ

取り上げた三篇だけでも

▪安全な場所から評論家を気取ってしまったり
▪いつしか屈服し自分を見失ってしまったり
▪逃げてることすら自覚してなかったり
・・・と先人たちは教えてくれる

そしてそれらは全て頭でわかっていても
(わかってるつもりでしかなく)
本当の意味で自分に置き換えることが出来ていない


入社3年目をターゲットにした・・どころか
全てのビジネスパーソンに当てはまることだらけ(だった)


「闘う側で居たい‼
 闘わないで笑う輩にだけはなりたくない‼」

いつの世も
本質を捉えた言葉には圧倒的な力がある
・・・刻んでおかねば

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田村哲也

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