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コラム
デザインコンサルティングという考え方 4
2017年5月8日 公開 / 2020年11月20日更新
社内にいるから社外のデザイナーは必要ないと思っていませんか?
「うちの会社にはデザインを担当する部所もあるし、デザイナーもいるから」とか「うちの会社にはパソコンに詳しい器用な社員がいるから」という声を聴くことがあります。
しかし、デザインという仕事は専門性が高いので、正直なところ少しくらいできるというレベルでは満足する結果を得ることはできません。たとえプロのデザイナーであっても、なかなかクライアントが満足できるデザインをあげることは難しい訳ですからなおさらのことです。
その商品やサービスの良さを正確に伝え、ビジネスを成功に導くためには、適切なデザイナー、つまり「できる」デザイナーを見極めることも大変重要です。
デザイナーには「専門」があります
デザイナーという仕事は業務の専門性が高いと前述しましたが、前回のコラムで列記した9つの各分野でもそれぞれに専門のデザイナーが存在します。
その9つの段階の中でも大きく分けて考えれば、商品企画の段階でのプロダクトデザイナーやテキスタイルデザイナー、ものによってはファッションデザイナーなどが関わり、そのあとグラフィックデザイナーが各段階の販促物やロゴデザイン、パッケージデザインという分野を担当します。しかもグラフィックデザイナーといえどもパッケージや販促物などを一人のデザイナーがすべてを担当することは殆どありません。なぜなら販促物を製造する印刷会社などはそれぞれに得意分野があって、カタログが得意なところ、パッケージが得意なところというふうに別の会社であることが普通です。そしてその製造を司る印刷会社ごとに所属するデザイナーが違いますので、同一人物がデザインするということが殆どなくなってしまうのです。さらにWEBはコーディングの知識など更にハードルが高くなりますのでここでも当然専門のデザイナーが存在します。
そのデザイナーがカバーできる領域を知ることが大切
ですから、依頼しようとしているデザイナーがどの分野のデザイナーなのかを理解していることが必要です。別分野のことを説明しても十分理解してもらえないだけでなく、繰り返しの修正による時間と費用の無駄を招くことにもなってしまいます。
「このデザイナーにはどういうことを望むか」ということを整理して依頼する必要があるのです。
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