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コラム
これは良い色?それとも悪い色?
2016年9月29日 公開 / 2020年11月20日更新
どんな色が良くてどんな色が悪いのか?
よく店頭などで「この色はよい」とか、「色が悪いなあ」というような色に対する感想を耳にします。
また、友人同士の会話などで「この色はダサイ」とか「この色はオシャレだ」というやりとりを聞くこともあります。
しかし、ここでいう良い色とか悪い色、またはダサイ色とかオシャレな色とはどういう色のことをいうのでしょうか・・・・・・。
色はすべて平等
「色」というものは単独で見る限り、無彩色(白、グレー、黒)も含め本来平等なもののはずです。
「赤」より「ワインレッド」の方がオシャレだとか、「青」より「緑」の方が良い色だとかいうことは決してありません。
偶然その色を見た人がその場面で「好きか」「嫌いか」を判断しただけのことです。
その人にとって気持ちよく見ることができるかそうでないか、「好き」か「嫌い」かだけの違いです。
配色して初めて良いか悪いかが現れる
ただし、その色以外の色を隣に置いたときに初めて「配色」という状態になり、その色同志の相性が大きな問題となるのです。
「配色」に関してはいろいろな理論や好みもあり、書き出すときりがなくなりますのでまた別の機会にしますが、単色で判断する以上は「ダサイ」とか「オシャレ」などと差をつけてしまうのはその「色」に対していささか失礼ではないでしょうか。
トレンドカラーはいい色か
よく「流行色」とか「トレンドカラー」などといって1つの色をもてはやすことがありますが、それとて情報誌が毎年作り上げているに過ぎません。去年トレンドだった色が今年は違う色がトレンドになったので「ダサイ色」になるなどというのは、情報に惑わされてその色本来の魅力を忘れてしまっているのではないのでしょうか。
色にはそれぞれみんな個性があり、1つ1つの魅力があるのですから、その個性を理解し、上手く利用して素敵な配色を創りだすーーーー。
それこそが優れたデザイナーの仕事ではないでしょうか。
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