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田岡良一

安心できる仏壇・墓石選びのプロ

田岡良一(たおかりょういち) / 仏壇アドバイザー

(株)田岡仏壇店

コラム

『沈香』・・・沈む沈香・沈まない沈香について

2015年12月22日 公開 / 2017年6月4日更新

テーマ:香木について

コラムカテゴリ:冠婚葬祭

コラムをご覧いただきましてありがとうございます


沈香について最近お客様よりお問い合わせを頂くことが多いのですが沈香には取れる産地によって名前も異なります。大きく分けますとタニ沈香とシャム沈香とがあります。タニ沈香はマレーシア・インドネシア、シャム沈香はベトナム・タイ・カンボジア島で取れます。また最高級品で伽羅という香木もあります。しかし伽羅は非常に貴重なものとして以前乱獲された事から、現在では、ワシントン条約の希少品目第二種に指定されています。


こちらは以前に投稿しました沈香についての記事です。
http://mbp-japan.com/okayama/taoka-butsudan/column/9966/


【注】こちらの写真は見本です。弊社に在庫はしていません。


沈む香りと書いて沈香と書きますのですべてが沈むと思われがちですがそうでもありません。昨日京都の老舗の香木店へ行ってまいりまして色々と教えて頂きました。(突然行ったのですが丁寧に対応していただきました)


沈む沈香ありますか?とお客様に聞かれるのですが、結論は沈むかどうかはわからない。と言うのが答えになります。実際に水に沈めて浮くかどうか試すことはされず、経験で手に取って判断をされると言われていました。重量がある程度あれば沈む沈香として販売をされるそうです。重み、油分などによって価値が変わるとも言われていました。つまり、見た目、手に取った時の重量によって価値、価格が変わってきます。見た目は色になります。大きく分けれランクが4段階あると言われていました。


また沈香の数も非常に少ないようで、伽羅に至ってはほとんどないとも言われていました。だた全くないわけではなく、実際に伽羅の角割も販売をされています。希少価値になっていますので塊を一人の方に販売してしまうと多くの方に販売が出来ないので基本的には塊になったものは販売をしていないと言われていました。


白檀に関しましても高級品はインド産(老山白檀)が最も高級品になるのですが、現在日本への出荷は45グラム以下に決まっているそうです。現在日本に主に白檀として流通しているのはオーストラリア産等が主となっています。


昨日は伽羅(その中でも高級なランク)の香りを焚いてかがさせて頂きました。何とも言えない香りでした。色んな香、特に良い香りをかいで香りの勉強もしなければならないなとも感じました。


今回、本当に快くお話をお聞きいただいたのですが、わが社にも沈香があり鑑定していただくことも今回の目的の一つでした。ただこの鑑定、一般的にはされていないようで、実際私もいろんなところに問い合わせをしてみたのですがあまり良い回答を頂けなかったのですが今回の香木店様は引き受けて頂きました。理由は、現在様々な香木が流通されているようでお店によって見解が異なる場合があるようです。また今はインターネットの時代です。本物もありますがそうでもないものもあるようです。やはり安心が出来て信頼のおけるお店の商品でないと信用が出来ないということを感じました。当然のことと言えば当然のことでもあると思います。


また勉強しまして情報が出来るようでしたらお伝えしたいと思います。

またご興味、ご入用の方はお問い合わせいただけましたら幸いです。

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生かさせていただいていますことに感謝です。

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