コラム
新しいお仏壇に買い替える場合の魂入れ『開眼供養』について
2015年11月11日
コラムをご覧いただきましてありがとうございます。感謝です。
現在お仏壇があって、新しくお仏壇を買い替える場合お仏壇の魂入れ、魂抜きということをしなければなりません。これらを『開眼供養』(かいげんくよう)といいます。
魂入れ、魂抜き、あまり聞きなれない言葉ですね。
現在お仏壇があって、新しく買い替えられた場合
ご当家に新しいお仏壇を納めさせていただき、新しいお仏壇・古いお仏壇を置き、ご住職様にお越し頂き古いお仏壇の魂を抜き(抜魂・・・ばっこん)、新しいお仏壇に魂を入れます(入魂・・・にゅうこん)。その際新しいほうのお仏壇・古いほうのお仏壇にもお供え物をはじめ、お線香・ローソクなどが必要になります。古いほうには今までお祀りさせていただいたことへの感謝の念、新しいほうにはこれからお世話になる感謝の念の為です。
お仏壇を並べる順番は決まっていません。古いお仏壇の横に新しいお仏壇をおいて抜魂・入魂もできますし、また新しいお仏壇を、古いお仏壇の箇所に安置する場合は、古いお仏壇を移動させていただいて、新しいお仏壇を入れ、その脇に古いお仏壇を置き抜魂・入魂を致します。
また、新しく仏様がおられる場合には49日の法要までに済まされた方がいいかと思います。49日は当日ですとやや忙しい面もございます。49日には白木のお位牌があると思いますが、これを塗りのお位牌に変えてお寺様に魂を入れて頂きます。時間が取れないなど事情があれば、まずはお寺様にご確認をされておいた方がいいかもしれません。
新仏様の場合
この度、新たにお仏壇をご購入という方もほぼ上記の流れになります。49日までにはお位牌お仏壇をご用意していただき、まず、49日までにお仏壇の魂入れをしていただき49日の法要を迎えられるのがいいかと思います。またお仏壇をご購入の際は、まずはお仏壇、特に大きさを決めなければなりません。よくお客様より、お位牌を先にご購入されて、お仏壇をお買い求めいただく場合があるのですが、大きなお位牌をご購入されて、その後お仏壇ということになりますと、当然そのお位牌が入るお仏壇をご用意しないといけない場合が発生してしまいます。お仏壇がご入用の場合には、まずはお仏壇をご覧になられてからお位牌をお決めになるのがいいかなと思います。
少し話が脱線してしまいました。ご参考にしていただけましたら幸いです。
生かさせていただいていますことに感謝です。
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