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ソウシュウ(そうしゅう) / 民泊運営アドバイザー

おかやま宿泊会

コラム

基礎編6~民泊に関する法律を知る

2024年2月13日 公開 / 2024年2月15日更新

テーマ:地方での副業は民泊で如何でしょうか?

コラムカテゴリ:住宅・建物

民泊と法律
民泊を始める前に把握するべき法律と規制は、多岐にわたります。具体的には、国と地方自治体の法律、建築基準法、消防法、旅館業法、民泊新法等が関わってきます。

民泊新法(住宅宿泊事業法)
2018年に施行された民泊新法は、民泊にとって重要な法律のひとつです。これにより、一定の条件を満たせば民間の住宅で宿泊事業を行うことが可能になりました。規制の中には、年間利用日数の制限(年間180日以内)や地域の防火基準の遵守、宿泊者への安全義務及び説明、近隣住民への配慮等が含まれます。そして、民泊事業を始めるには各都道府県知事への届け出が必須です。

建築基準法と消防法
建物を改装して宿泊施設にする場合や新築する場合は、建築基準法と消防法を順守する必要があります。建物の構造や設備、避難路等の安全基準を正確に満たさなければなりません。また、一定の規模以上の施設の場合は、消防法に基づく消防署からの認可が必要となる場合があります。

地域の条例による規制
地方自治体によっては、特定の地域での民泊を制限する独自の条例を設けている場合があります。これらの規制は、静穏な生活環境を守るため、地元のホテル業界を保護するためなど、様々な目的で設けられています。民泊を制限する自治体を地方自治体研究機構が調査してくれています。

その他の法律と規約
宿泊事業を営む際には、その他にも民法や税法が関わってきますが、法令順守を心掛けた運営さえしていれば問題はありませんのでご安心ください。Airbnb等が設けている規約やポリシーも理解し、遵守する必要があります。これらをすべて理解し、実践するのは容易なことではありません。しかし、法律違反により罰せられたり、事業が中断したりするリスクを避けるためには必須なステップとなります。

そのため、民泊を始める際には専門家はお金が掛かるので、仲間の助けを借りることを強くおすすめします。「仲間なんていないよ!」という場合は、Airbnbアンダサバーに頼るという方法もあります!まだAirbnbアンバサダー制度は、確立されているわけではありませんが、スーパーホストで信頼できる方々が登録されていると聞いております。法律や規制の理解は、事業計画の立案や予算の算出、物件の選定、マーケティング戦略の策定等、民泊運営全体に影響を及ぼしますので、時間と費用が掛かり、予期しない遅延や費用増加を引き起こす可能性があります。これらを最初から計画に組み込んでおくことで、リスクを最小限に抑えることが可能となります。

また、これらの法律や規制は定期的に見直しや改正が行われるため、最新の情報を常にチェックする必要があります。関連情報は各都道府県や地方自治体のサイト、民泊制度ポータルサイト『minpaku』で確認することができます。

最後に、法律や規制は単なる障壁ではなく、民泊を支える基盤です。法令を遵守することで、ゲストや地域社会から信頼を得ることができ、長期的な成功につながります。民泊運営は、単なるビジネスではなく、ゲストと地域社会を繋げ、文化交流の場を提供する重要な役割を果たします。それを実現するためには、法律と規制の理解と遵守が必須となります。

X(Twitter)のフォローは大変励みになりますので、フォローの程をお願いします! @soshuhabozunano

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