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平松幹夫

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平松幹夫(ひらまつみきお) / マナー講師

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

コラム

マナーうんちく話1740《「世界3大食方」と箸の文化》

2018年9月28日

テーマ:和食テーブルマナー

コラムカテゴリ:スクール・習い事

世界中には、食事の際使用する道具は現在3種類あり、「世界3大食法」と呼ばれています。

「フォーク・ナイフ・スプン食」、「手食」、そして「箸食」です。
フォーク・ナイフ・スプン食は主に肉食系が多いようですが、「手食」と日本の「箸食」の違いは宗教の違いも多分にあります。

日本は完全な箸食ですが、神道の影響が強いようです。

日本人は食べ物により命を長らえることができるので、昔の人は食べ物を大変神聖なものとして捉えました。

だから人間の口と食べ物の間の「橋渡し」をする道具として、はしを考案して「箸」と命名したようです。

そのほか「端」を使用するから「箸」になった説や、食べ物を「挟む」から箸になったという説があります。

有力な説としては、食べ物は命を繋ぐ大変神聖なものだから、直接手でつかむのは大変失礼に当たる。
だから口と食べ物の間を取り持つ箸が誕生したわけです。

これに対して「手食」は逆の考え方です。
神聖な食べ物だからこそ直接手で食すべきだと考えているようです。

こうしたストーリーがあるわけですが、世界には多様な考えが存在します。

こうした中、日本では、箸は意味深いものだけに、大切に扱われ、使い方にも様々な作法やタブーが生まれたわけです。

昔から「箸使い」が日本人の躾の基本になった理由はここにあるようで、幼い頃に親から厳しくしつけられた記憶がある人も多いことでしょう。

昔の人は、食べ物は命を繋ぐものとして、神様から与えられた賜りものとして捉えたわけですから無理もありません。
だから最高の例を尽くしたわけです。

ただ、今のような箸は遣隋使が中国から輸入し、これを聖徳太子が広めたという説もあり、それまでは日本も手食が中心だったようです。

また当時の箸の素材は「竹」が中心だったようで、箸の漢字に竹冠が付くのもここにその由来があるようです。
次回に続きます。

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