マイベストプロ岡山
平松幹夫

講演会で大活躍!マナーと生きがいづくりのプロ

平松幹夫(ひらまつみきお) / マナー講師

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

コラム

マナーうんちく話1477《「いじめ」をマナーの視点でとらえると?②》

2017年6月8日

テーマ:人間関係を良好にするマナー

コラムカテゴリ:スクール・習い事

いじめをなくすには他者に対して思いやりの心を持つことが大切でしょう。

思いやりとは、他者に「不快感を与えない」ことと「好感を与える」ことですが、前者は、子どもが相手に不快感を与えたら、親や教師は間髪いれずに注意をしなければいけません。

後者は親や教師が子どもに良きお手本を示すことです。

ところで子どもは自分より体力が優る者や、地位が上の者から嫌がらせを受ければ不快感に陥ります。

親や教師はこれを早期に発見することは大切でしょう。
しかし、子どもが上級生や仲間内から不快感を与えられて、すぐに親や教師が介入すればどうなるでしょうか。

不快の感じ方は個人差がかなり大きいと思います。
また世界屈指の長寿社会を生きていく上では、不快に思うことは多々あるでしょう。

加えて自分の思い通りになることは、そんなに多くは有りません。

学校生活しかりです。
席替えの時に、クラスの憧れの人と隣り合わせになることはまれです。
テストの成績も常に上位とは参りません。
運動会でも、みんながトップというわけにはいきません。
トップの子もいればビリの子もいます。

特に学校は成長期にある子どもが、色々な事を学ぶ場所です。
どんなことをしたら相手が嫌がるか、どんなことをすれば喜ぶかなども経験しながら学ぶものでしょう。

つまり生の人間同士がじかに触れ合うことで、多様な事を学ぶ場ということです。
さらに色々と叱咤激励もすることは大切です。
これで不快感を覚えたら、即いじめというわけにはならないでしょう。

また家庭における「食卓の在り方」もとても大事だと思います。
「生きることは食べること」ですから、食事を通じて様々なコミュニケーションや社会性を身に付けます。

特に和食のマナーには「感謝」や「思いやり」が凝縮された、豊かな精神文化が宿っています。
箸の使い方を正しく教えることで、数学や国語の点は良くならないかもしれませんが、いじめに走る子はかなり減ると思います。

そして厳しいことも必要でしょう。
自分の思い通りにはならないことも教えなければいけません。

子ども中心のメニューから、お金を稼いで生計を立てている大人中心のメニューに切り替えることも大切だと思います。

大人中心のメニューが週に5回、子どもの喜ぶメニューが週に2回位がお勧めです。

さらに「和する」ことも大事です。
大切なことは皆で話あって決めることも大切ですし、嫌なことは凛とした態度で断ることも必要です。

いじめに遭うと一人で抱え込んでしまい、解決のヒントが狭くなりがちです。
何でも気軽に話し合える環境作りは、家庭や学校でも大切にして頂きたいものです。

特に家庭の食卓や学校の給食字は絶好の場です。
共に食事をするということは「貴方と仲良くしたい」という意思表示です。

この記事を書いたプロ

平松幹夫

講演会で大活躍!マナーと生きがいづくりのプロ

平松幹夫(人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾)

Share

関連するコラム

平松幹夫プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
090-4573-1062

 

お問い合わせはお気軽にどうぞ

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

担当平松幹夫(ひらまつみきお)

地図・アクセス

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ岡山
  3. 岡山のスクール・習い事
  4. 岡山のカルチャースクール
  5. 平松幹夫
  6. コラム一覧
  7. マナーうんちく話1477《「いじめ」をマナーの視点でとらえると?②》

© My Best Pro