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コラム

マナーうんちく話1286《国際時代に再認識したい「お盆」の意義と意味》

歳時記のマナー

2016年8月13日

連日の猛暑にいささか身も心も疲れた感が有りますが、それでもお盆の声を聞く頃には虫の声が聞こえるようになり、気分が和みます。

現代は虫にとってはあまり環境も良くない状況なので、昔ほどではありませんが、それでも虫の美しい声が響くようになればホッとします。

ところで「七草」と言えばナズナやセリのように「春の七草」を思い起こす人も多いと思いますが、秋にも「秋の七草」があります。

春の七草は食用として楽しみますが秋の七草は見て楽しみます。

秋口に一番目立つ七草は「女郎花」だと思いますが、我が家の庭に自生している女郎花が早くも秋の風情を醸し出してくれています。
また、山や野を探せば桔梗もそろそろお目見えする頃です。

ところで美しい花に季節の風情を感じるのもいいですが、高速道路、新幹線、空港は大混乱しています。

今年は8月11日が祝日だったので、その分お盆の帰省ラッシュが早まったようですね。

多くのサラリーマンにとって、故郷への里帰りは毎年の恒例行事ですが、家族が揃った姿を見てご先祖さまもさぞかし満足されていることと思います。

国際化が急激な勢いで進展する中、仏教の国日本における盂蘭盆会(うらぼんえ)、つまりお盆の意義と意味を改めてシリーズで考えてみたいと思います。

「お盆」はご先祖様をお迎えして、お持て成しして、そしてお帰り頂くという、私たち日本人にとっては正月と並ぶ大きな年中行事です。

仏教行事ですから仏教各派により、あるいは地域により様々な行事がとりおこなわれます。

一般的な行事としてはまず精霊棚を用意して、先祖の霊をお供えするわけですが、先祖をお迎えするために「迎え火」を焚きます。

さらにこの世とあの世を結ぶ乗り物として胡瓜で馬を、茄子で牛を作り飾ります。

ご先祖があの世からこの世に変えられる時は、少しでも早く帰って頂きたいから馬に乗って頂くわけです。

そしてお帰り頂く時には、お土産を沢山背負ってゆっくり帰って頂くために牛に乗って頂くということです。

家族揃ってこのような気持ちでご先祖をお迎えして、おもてなしするということは、つまり家族や地域の絆を再確認する事でもあります。

お盆の行事は、夏季休暇をとり混雑の中を帰省し、家族や友人と久しぶりに進行を交わすとともに、家族が一体となり先祖の霊を丁重に弔うことにより、より家族の絆を深める所に意義が有ると思います。

故人を家族みんなで思い出し、忘れない。
そのための原動力がお盆の意義でしょう。

核家族化や無縁社会や孤独死が危惧されている中、出来る範囲でお盆の意味や意義を再認識したいものです。

国際化が進展するということは、なにもかも西洋かぶれするのではなく、古くから続く自国の文化や伝統行事をキチンと理解し、守り、次世代に継承することだと考えます。

次回に続きます。

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