マイベストプロ岡山
平松幹夫

講演会で大活躍!マナーと生きがいづくりのプロ

平松幹夫(ひらまつみきお) / マナー講師

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

コラム

マナーうんちく話799《上品で美しい食べ方⑧「会席料理」(蒸し物・酢の物》》

2014年9月9日

テーマ:和食テーブルマナー

コラムカテゴリ:スクール・習い事

料理は先ず火を使用することから始まりますが、水を加熱して、発生した湯気を利用して加熱する調理が蒸し料理です。

中国や日本では昔から、杉やヒノキや竹などで作った「せいろ」で食材を蒸してきたわけですね。

そして蒸し物でおなじみの料理は「茶碗蒸し」「土瓶蒸し」「かぶら蒸し」などです。
素材を蒸しあげた料理ですが、仕上げに供される場合が多いようです。

ちなみに、食欲の秋を控え、松茸の土瓶蒸しを思い浮かべる人も多いと思いますが、それに関しては《マナーうんちく話606「松茸と土瓶蒸しの食べ方」》をご覧ください。

ここでは蒸し物の代表である「茶碗蒸し」に触れておきます。
茶碗蒸しは今から200年前に登場されたと言われていますが、どれが茶碗蒸しの起源か明確な根拠は不明です。

茶碗蒸しの頂き方ですが、蒸し料理は兎に角熱いです。
従って先ず熱さを確認して下さい。
手に持てるか、持てないか等です。

そして蓋つきで出される場合が多いので蓋を取る時には、水滴がたれないように内側で止めて、水けを切って下さい。
蓋はお膳の外に両手で置きます。
複数の蓋があっても重ねないでくださいね。

箸で食べ難いので、最近はスプン(小さじ)がつく場合が多いですが、スプンで器をなぞるように円を描きます。
勿論、箸でも頂くことはできますので、箸で頂く場合もこの方法を応用して下さい。

具を食べ終わったら、卵はかき混ぜてもOKです。
昔は、茶碗蒸しは吸い物の代わりに供されていたので、最後の汁は口を付けていただいても構いません。

あるいはスプン(小さじ)ですくって、懐紙を添えて頂く方法もあります。
熱くなければ器を持って頂いても構いません。
この際、両手で器を取って左手に乗せます。次にスプン(小さじ)を取ります。

「酢の物」は土佐酢や三杯酢で、野菜や海藻、あるいは海老等の魚介類を和えたものです。

綺麗に盛られた酢のものは目にも鮮やかで、この料理を頂くと急に口あたりがさっぱりしますので、お口直しの意味もあります。

小鉢で上品に盛られている場合が多いので、目で味わい、器を手に持って、品良く食べて下さい。
往々にして、二口から三口で頂ける場合が多いですね。

酢の物で食べ難い物は、「モズク」や「ジュンサイ」ですが、これは箸ですくって食べても良いとされる、例外の料理です。
最後の汁は口を付けてもOKです。

この記事を書いたプロ

平松幹夫

講演会で大活躍!マナーと生きがいづくりのプロ

平松幹夫(人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾)

Share

関連するコラム

平松幹夫プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
090-4573-1062

 

お問い合わせはお気軽にどうぞ

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

担当平松幹夫(ひらまつみきお)

地図・アクセス

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ岡山
  3. 岡山のスクール・習い事
  4. 岡山のカルチャースクール
  5. 平松幹夫
  6. コラム一覧
  7. マナーうんちく話799《上品で美しい食べ方⑧「会席料理」(蒸し物・酢の物》》

© My Best Pro