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コラム

ホームページからのお問い合わせを増やすには?(後編)

2023年8月24日

コラムカテゴリ:ビジネス

皆さんこんにちは!

ご覧いただき、ありがとうございます。

妙高Web屋の宮下です。



今回のテーマは

「ホームページからのお問い合わせを増やすには?(後編)」

です。





前編では、ホームページからのお問い合わせを増やすアイデアとして、こちらに関してお話しさせていただきました。

(1)検索からのサイト訪問を増やす


今回の後編では、残り2つに対するアイデアをご紹介します。

(2)サイト訪問者さんにお問い合わせフォームへの移動を促す
(3)お問い合わせフォームでの必要事項を入力&送信を促す


では早速、順に見ていきましょう!



(2)サイト訪問者さんにお問い合わせフォームへの移動を促す


次に、あなたのホームページに訪れてくださった見込み客の方々、つまり「サイト訪問者さん」が、サイト内の「お問い合わせフォームへの移動」をしてくださる方法、言い換えれば、

「サイト訪問者さんがお問合せフォームへ移動する前の離脱を減らす方法は何か?」

を考えてみましょう!

先ほどの図で言うところの[サイト訪問]から[フォーム入力]への矢印での離脱を少なくする方法です。

[フォーム入力]の画面は、つまり、お問い合わせフォームのページへの移動という意味です。

結論としましては、[サイト訪問]から[フォーム入力]での離脱を減らすアイデアは下記の通りです。


[施策2-A]サイト内の全ページにお問い合わせフォームへのリンクを用意する


近年、こういったスタイルのホームページは多く見かけるように感じます。

具体的にはこのような形で、お問い合わせフォームへのリンクを設けることです。

  • 全ページのフッター(ページの最下部)に、お問い合わせフォームに移動できるボタンを追加する
  • ホームページ内のメニューボタンに、お問い合わせフォームへのリンク用のボタンを追加する


すでにお問い合わせフォームへのリンクが全ページに設けられている場合は、リンクの文字サイズを大きくしたり、色を変えてみたり、といった変化を加えてみることも一案です。


[施策2-B]サイト内の全ページの末尾に、お問い合わせフォームを用意する


続いては、先ほどの[施策2-A]の強化版といいますか、アレンジした施策です。

先述の[施策2-A]では、設けるものとして「お問い合わせフォームへのリンク」とお伝えしましたが、こちらの[施策2-B]でご紹介するものは「お問い合わせフォームそのもの」です。

つまり、差し支えない場合はページの末尾に、リンクではなく入力フォーム自体を設けるという形式です。

ページの内容を一通りご覧いただいた方に対して、

「当社へのお問い合わせは、こちらのリンク先のお問い合わせフォームをご利用ください」

と、別ページに案内するのではなく、ページの内容を一通りご覧いただいた方に対して、

「当社へのお問い合わせは、こちらのフォームをご利用ください」

として、同一ページ内にお問い合わせができる仕組みを設けるものです。

あくまで全体的な傾向にとどまりますが、ホームページをご覧いただく方のアクションは、リンクのクリックなどの「動作」が増えるにつれて、離脱率が高くなる傾向があると考えられています。

リンク先のページに移動する回数を減らすことで離脱が減るならば、結果的にお問い合わせの増加につながるチャンスも期待できそうです。



(3)お問い合わせフォームでの必要事項を入力&送信を促す


そして次は、お問合せフォームのページにアクセスしてくださった方が、フォームでのお問い合わせを完了してくださる方法、つまり、

「お問い合わせフォームの入力画面から、送信完了までの離脱を減らす方法は何か?」

というものを考えます。

ただ、これを言うと、

「え?お問い合わせフォームに移動してくれたなら、あとは入力して完了するだけだから、全員お問い合わせしてくれるのでは?」

というお声もありますが、実は…、必ずしも全員とは言い切れないのです!

お問い合わせフォームのページにアクセスしてくださった方が、お問い合わせをを完了せずに離脱してしまう。

その原因の一部には「間違ってアクセスしてしまった」のように、そもそもお問い合わせするお気持ちがない場合もありえます。

ただし!

お問い合わせというアクションをご検討中の方が、お問い合わせを完了させずに離脱してしまう原因も、いくつかあるのです。

代表的なものは、こちらでしょうか。

「お問い合わせフォームの項目が多すぎる!」

または、

「お問い合わせフォームの項目が分かりづらい!」


…実は。

今まで「お問い合わせが増えない…」とお悩みのホームページをお持ちの方のうち、お問い合わせフォームの項目を見直す事によってお問い合わせの件数が増えたという事例は、いちおう存在します。

仮に、回答形式を少し変えるだけでお問い合わせ件数が増えるとしたら、実践してみる意味はありそうですよね?

ということで、(3)に対する施策案は下記の通りです。


[施策3-A]お問い合わせフォームの項目数を最小限にする


ホームページからのお問い合わせが増えない、あるいは、そもそもゼロ件という場合は、思い切ってお問い合わせフォームの入力項目の数を最小限まで減らしてみることも一案です。

最小限まで減らした上で、一定数のお問い合わせがいただけるようになれば、

「やっぱり、こういう項目もお問い合わせ段階で入力していただけると嬉しいかな?」

という項目を追加して、様子を見てみることもお勧めです。

また、お問い合わせフォームの項目数の「最小限」としてお勧めの項目は、下記の通りです。

  • ご氏名
  • お電話番号
  • メールアドレス
  • お問い合わせ内容


これらの項目をご入力いただければ「誰から」「何のお問い合わせがあって」「どう返事すれば良いか」は、ホームページの運営者さんにもシンプルに伝わるかと思います。

サービス内容的にテキストのメッセージのみのやり取りでも完結する場合は、電話番号さえも省略することは一案です。

業種やサービス的に、そのほかの情報が必要な場合は、お問い合わせをいただいた先の段階で確認したり、あるいは、どうしても必要な場合に限ってお問合せフォームの項目として復活させたりすれば良いかと思います。


[施策3-B]客観的な立場の方へ、お問い合わせフォームのテストを依頼する


意外と新たな発見・気づきが見込まれるものが、こちらの施策です。

つまり、客観的な立場の方に、

「このホームページの事業所の見込み客の方という前提で、お問い合わせフォームを使ってみてください」

とお願いをして、フォームの動作確認をしていただくというものです。

「客観的な立場の方」の選定に関しては、特に細かい制約はありません。

友人知人の方でも良いかと思いますし、そのホームページ制作に関与されていないならば従業員さんでも良いかと思います。

そういった方にお問い合わせフォームを動かしていただき、

「この項目は、こういう説明があった方がもっと分かりやすいと思います」

「この記述は無くても良いかと思います」

など、客観的な意見を募ってみることも一案です。



日常生活で私たちは、分からないことに突き当たった場合、周りの人に質問などをして解決することもあります。

一方で、インターネットのコンテンツで分からないもの・分からないことに直面した場合、

「解決・解消せずに離脱する」

というアクションをとる場合も、あり得るのが現状です。

せっかくホームページに興味を持っていただけたならば、そこから少しでも多くの方々にお問い合わせしていただければ嬉しいものですよね?

離脱を少なくする工夫をしながら、見込み客の方々の求める情報を発信できるホームページに「進化」できることを願っています。



最後までお読みいただきありがとうございます。

皆さんの企業やお店、あるいは個人の方のホームページ運営のヒントになれば幸いです。

本件に関する詳細なご相談は、ぜひ「妙高Web屋」のホームページより、お気軽にお問い合わせください。

https://www.web-myoko.net/pages/contact/

この記事を書いたプロ

宮下晃弘

ビジネスに役立つホームページ制作とSNSのプロ

宮下晃弘(妙高Web屋)

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