コラム
仙台の行政書士より181005心のメッセージ
2018年10月5日
本日は午前中、建設業許可申請と産業廃棄物処理業許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。午後は、シャロームの会メンバー交流会に出席いたします。
今日は、井出かほる先生の言葉のご紹介です。
〈基本は一つではない〉
教会で月一回の書道教室がスタートしました。教える教師は僭越ながら私を含めて3人です。12名の生徒さんが集まってくださいました。
ところがフタを開けてびっくりしたのは、3人の先生の基本が違うのです。何と筆の持ち方から三者三様。私は「手首をあげて、小指をつけない持ち方が基本」と言い、ある先生は「鉛筆の持ち方と同じ」と言い、ある先生は「机に手をつけないで宙に浮かせて持つといい」と言っていました。
一事が万事こんな感じですから、生徒さんが書かれた作品も個性的なものばかりになりました。もちろん書道を極められた人が草書と言って自由自在に書く作品は、基本の楷書を何千枚と書いてからの話です。基本である楷書は誰が教えても同じものでなければならないと思っていた私にとって、この現実は衝撃でした。
ここで教えられたことは、「基本は一つだけではない」ということでした。私の中に「基本は一つでなければならない。一つであるべき」という強力な「べき思考」があることに気づかされました。大事なのは、基本はそれぞれ違っても、一生懸命、楽しみながら字を書くことです。それに気がついたとき、私の心がやわらかくなり、私もその違いを楽しみながら、私なりに添削できるようになりました。
「みんな違ってみんないい」金子みすずさんの言葉が聞こえてきました。
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