- お電話での
お問い合わせ - 099-472-0620
コラム
技術の発達=業務の効率化と心得る―思考停止という病(やまい)・・・考えない仕事は停滞へとつながる―Ⅵ(おしまい)
2021年7月16日
[環境の変化=顧客の変化]
昔からやってきたやり方や考え方に盲目的に従っていると、とんでもない落とし穴にはまっていることがある、ということを、私は父の事務所を引き継いで感じたのでした。
特別、便利とも見えないような基本的な便利機能すら使いこなしていなかったため、私のちょっとした指摘でそこは随分変わったのです。
幾つかの初歩的でお恥ずかしいような事例を、自分の事務所を引き合いにしてご紹介しました。
するとここから「思考停止という病(やまい)」という言葉が浮んできます。
人は元来保守的な動物で、変化することよりも、それまでと同じように物事が続いていくことを欲する、といいます。
その保守性は、国民性、宗教観、地域性のような大きな概念のものから職場環境、家庭環境といった小さな単位まで、背景の違いによってそこに所属する人間の意識を支配します。
もちろんそれらには、長い時間をかけて培われてきた知恵や伝統のようなものも含まれますので、一概に否定されるべきものではありません。
しかしながら、科学技術の発達や時代背景の変化によって、現実との間にギャップが生じ始めたときは柔軟に対処していくべきではないでしょうか。
特に現代ビジネス社会においては、環境の変化=顧客の変化、であることが多く、これに対処できなかったら自らの首を絞めることになりかねません。
また、技術の発達=業務の効率化、という点も同様で、対応が遅れるとライバルに差をつけられ取り返しのつかないことにもなってしまうことも考えられます。
つまり、保守性=思考停止、という状況に陥ったとき、事業そのものが危機を迎えてしまうことになるのです。
特に経営者は、自分自身が或いは組織そのものが、「思考停止という病」に陥っていないか、常に確認しながら日々の仕事を続ける必要性があるのです。
書斎のデスクに向かって「思考停止」に陥らないように考える。
関連するコラム
- 常に進化するAIの世界―競争はアプリからボットへ―Ⅰ 2018-02-20
- あらゆるものが端末になる世界―競争はアプリからボットへ―Ⅲ(おしまい) 2018-02-22
- 自動化はいつになるのか―競争はアプリからボットへ―Ⅱ 2018-02-21
- 自分で工夫したり考えたりするように―思考停止という病(やまい)・・・考えない仕事は停滞へとつながる―Ⅳ 2021-07-09
- 旧メディア(アナログ)と新メディア(デジタル)の両方を活用すべき―経営と深く関係するメディアのあり方と時代性について―Ⅳ 2020-02-21
コラムのテーマ一覧
- どーでもいいけど面白かったエピソード
- 「情報発信(アウトプット)」戦略について
- 「情報発信(アウトプット)」戦略について
- どーでもいい話
- 危機管理について
- 専門性について考える
- 地方再生と地域活性化について考える
- ビジネスモデルについて考える
- 事業承継、後継者問題
- 新しい技術、時代について考える
- 業界について考える
- 歴史について考える
- 世代による考え方、行動の違いを考察する
- リーダーシップについて考える
- 日本の文化について考える
- 自分を振り返る
- 経営について考える
- 販売促進戦略
- 経営計画を考える
- コンサルティングについて考える
- 専門性を考える
- 新規事業(起業も含む)について考える
- ファッションについて考える
- 経済問題
- 人生を考える
- 社会問題
- 中小企業経営を考える
- 経営助言
- 経営革新支援
- マーケティング
カテゴリから記事を探す
海江田博士プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。