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コラム
売上を伸ばすのはなかなか骨の折れる作業―ビジネス支援、直接法か間接法か悩んだ末に―Ⅳ
2019年4月26日
[経営計画策定は骨の折れる作業]
売上を伸ばすという課題に対して、一番手っ取り早いのは、既存客に提供している既存商品の単価を上げるということというになります。
この課題をクリアすることができれば、仕入れや在庫を増やすことなく売上を大きくすることが可能だからです。
ところが今の世の中、既存顧客に値上げを頼むなどということは、よほど勇気がなければできるものではありません。
「ああわかった。じゃあ(これまでの付き合いはご破算にして)もういいよ。」
などと言われて、取引停止にでもなった日には目も当てられないことになります。
とはいえ、長年お付き合い願った仲、やむをえない事情をこんこんと話せばわかっていただけないこともないだろうとも思います。
とはいえ、この点に関しては、経営計画をたてる際に、確実なプラス材料として織り込むわけにはいきません。
何故ならば、値上げに応じてくれるかどうかは相手次第ということになり、極めて不確実な要素でしかないからです。
もっと難しいのは、新規顧客への売上拡大という課題です。
これはまだ出会ってもいない相手に、こちらとの取引を納得させ、決断を促し、財布のひもをほどかせて購入、支払いをさせるところまでもっていかなければなりません。
そのためには、様々にリサーチを行なって事前に見込み客を特定し、効き目のありそうな作戦を考えて営業をかけ説得し、こちらとの取引に応じてくれるまで考え得るあらゆる所定のステップを踏むことになります。
これが、なかなか骨の折れる作業であることは間違いありません。
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