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海江田博士

有効な経営革新支援でより強い経営を目指すプロ

海江田博士(かいえだひろし) / 税理士

税理士法人アリエス

コラム

先駆者の矜持―「海賊と呼ばれた男」の先見性―Ⅱ

2017年1月16日 公開 / 2017年1月18日更新

テーマ:経営革新支援

コラムカテゴリ:ビジネス

私がかつてぶつかった壁は、ビジネス(特に会計部門)にコンピュータを導入するか否か、という問題でした。
約20年前、私は、中小企業にとってOA化(コンピュータ導入)は喫緊の重要課題と思っていました。

しかしながら、それに対する反応は「苦手だ。慣れてない。」というものに加えて、「金がかかる。」「手書きが安くつく。」というものでした。
今思えば、当時のスペックを考えれば多少高価に感じたことは確かです。
それでも私は絶対導入すべきだ、と確信していました。

中には「カミさんだったら経理はタダだから。」という社長もいたのです。
当時でも社長の奥さんは、他にも公私にわたって様々な大事な役割を担っており、コスト計算の面からも経理に手書きで膨大な時間を費やすのは最も無駄な支出でした。
それは今でも変わらないと思います。

冒頭の話に例えれば、手書きで経理を行っている奥さんは「薪」にあたります。
現代においては最も贅沢な戦力なのです。
この贅沢な戦力に対しては、然るべき「武器」を持たせて効率化を図らなければならないのです。
「薪」から「石油」へと変貌を図ってもらわなければならなかったのです。

しかしながら、せっかく奥さんがその気のなっても
「コンピュータなんてもったいない。手書きでやらせとけばいいんだ。」
という、経理会計部門に全く理解を示さない社長もいました。

こんな社長に対しては、心の中で本気で世代交代を願ったことを覚えています。
そんな社長さんたちも、今この「薪」と「石油」の例えをもって話をすれば少しはわかるのかな?とも思います。

つづく

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