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コラム
「判断基準」について改めて考えるⅡ
2016年12月7日
まあ「美人」の話はいいとして、そう考えていくと、極めて主観的な世界が許されるのは「好悪」の判断基準ということになります。
これまで「好悪」の判断基準はその他の基準に比べて「下位」のものとされてきたような気がするのです。
「好きか嫌いかなどというのは女子供(おんなこども)の判断基準だ。男たるもの「正悪」「正誤」の確固たる判断基準を持つべきである。」
なんてのが、かつての男社会中心の価値観だったのではないでしょうか。
ところがこれが「ホントにそうかな?」と、何とも怪しくなってきました。
ビジネスの社会にいると特にそのことを強く感じます。
例えば近いところでは「すき家」のビジネスモデルは一時もてはやされました。
一店舗一人の従業員ですべて賄えるというオペレーションは、人件費を最大押さえられる画期的なシステムということで、たちまち全国展開するまでに至りました。
ところが,深夜強盗が頻発し、あまりにも危険ということで多くの閉店を余儀なくされたのです。
また、ちょっと前までは、サムソンのビジネスモデルこそ世界最強最先端である、これこそ今日本は学ぶべきだ、と言われ、多くの研究本も出版されました。
当時から私は大いに疑問を持っていましたが、あの頃の著者たちは今でも同じことを言うのでしょうか。
つづく
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