マイベストプロ鹿児島
海江田博士

有効な経営革新支援でより強い経営を目指すプロ

海江田博士(かいえだひろし) / 税理士

税理士法人アリエス

コラム

2つの結婚披露宴―悪いことしちゃったなあ・・・遠い昔のほろ苦き思ひで―Ⅱ(おしまい)

2017年5月4日

テーマ:人生を考える

コラムカテゴリ:ビジネス

「はて? 今日、式をあげるのは俺たちだけと聞いていたけど…」と私は不思議に思いました。

後で事情を聞くと、どうしてもその日でなければ都合の悪いカップルがいたらしく、強引にというよりも、何とか頼みこんで自分たちの式を入れてもらったとのことだったのです。

そうやって、彼らはようやく式をあげることができたのでした。
無理に入れてもらったからか、周りにすごく遠慮している様子だったのです。

当時は結婚式場の方が売り手市場で、なかなか予約が取れいことが普通でした。

家内は、式場に入る直前、私たちが披露宴の始まるちょっと前まで使っていた小さな控室で、そのカップルが質素な式をあげているのをチラッと見たと言っていました。
既にベロベロに酔っぱらっていた私はそんなことには気づきもしなかったのです。

割と冷静に周りを見ていた家内(家内はお酒を飲みませんので・・)から、後でその話を聞かされて、私は「え!」と驚きました。
と、同時に少し胸が痛かったことを覚えています。






片や300人も人を呼んで大広間で延々とどんちゃん騒ぎ。
片や身内だけで小さな控室を使ってひっそりと。(私の披露宴など、後半はほぼ父の同窓会の様相を呈してきていました。)

しかもせっかくの記念写真を撮ろうとしていたら、ドカドカと私たちがやってきたために先に譲ることになったのです。

あの日のことを思い出すと、同じハレの日なのに何だかあまりに違いすぎるなあ、と心が痛みます。
誰にだって心おきなくハレの日を祝い、幸せになる権利はあります。

町の名士(?)の馬鹿息子(もちろん私のこと)がワイワイやっているその横で、申し訳なさそうに気を使いながらささやかな式をあげていたあのカップル。
できることならば
「その節はすみませんでした。ごめんなさいね。」
と謝りたい気分である。

幸いにして私は今、家内と仲良く幸せに暮らしています。(だよね?奥さん・・・)
あの日のあのカップルもそうであることを願ってやみません。

おしまい

この記事を書いたプロ

海江田博士

有効な経営革新支援でより強い経営を目指すプロ

海江田博士(税理士法人アリエス)

Share

関連するコラム

海江田博士プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
099-472-0620

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

海江田博士

税理士法人アリエス

担当海江田博士(かいえだひろし)

地図・アクセス

海江田博士のソーシャルメディア

youtube
YouTube
2023-04-14
rss
ブログ【毎日更新】
2024-04-05
facebook
Facebook

海江田博士プロのコンテンツ

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ鹿児島
  3. 鹿児島のビジネス
  4. 鹿児島の税務会計・財務
  5. 海江田博士
  6. コラム一覧
  7. 2つの結婚披露宴―悪いことしちゃったなあ・・・遠い昔のほろ苦き思ひで―Ⅱ(おしまい)

© My Best Pro