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コラム
「話下手」が「説明のうまい人」になる方法
2023年11月20日 公開 / 2024年1月8日更新
FREEplus(フリープラス)です。
石川県金沢市の小さな不動産屋です。
私たちはお客様の要望を聞いて、物件を紹介することを生業(なりわい)にしています。
いつも感じているのは、思いを人に伝えるのは難しい、ということです。
伝えたいことやおすすめポイントが多いと、補足しながら説明するせいか、話も長くなりがちです。
もっと上手に伝えられれば、と反省することしきりです。
私たちのように、「話を(飽きずに)最後まで聞いてもらえない」という方はいると思います。
説明がわかりにくいと言われる人、あるいは話を最後まで聞いてもらえない人には、「話が長い」という共通点があります。
なぜ説明がヘタな人は、話が長くなってしまうのでしょうか。
それは「自分が話すことをきちんと整理できていない」からです。
自分が話したいことの要点や筋道をしっかり整理できていれば、「話さないといけないこと」と「話さなくてもいいこと」が判断できるはずです。
相手の知識や場面に応じて、自分の説明を長くも短くもできるのが「説明のうまい人」なのです。
そこで、「説明のうまい人」になれる効果的なトレーニングを紹介します。
これは「人志松本のすべらない話」を主催する、ダウンタウンの松本人志さんが話していた手法なのですが、「既存の物語を紙芝居化」してみるのです。
たとえば、童話の桃太郎を”5枚”の紙芝居にしてみます。
【1】おばあさんが川で大きな桃をひろう
【2】桃のなかから男の子が生まれる
【3】成長した男の子が旅に出かける
【4】犬、猿、雉きじと出会い、ともに旅をする
【5】鬼を退治して宝を手に入れる
これができたら、次はさらにこの内容を”3枚”にまとめてみましょう。
【1】桃のなかから男の子が生まれる
【2】犬・猿・雉と出会い、ともに旅をする
【3】鬼を退治して宝を手に入れる
人によって伝えたいところは異なるので、この要約の仕方に正解はありません。
「鬼と戦う」と「最後に宝を手に入れる」場面を分けてクローズアップするのも、子供がいなかった老夫婦が「桃太郎を慈しんで育てる」場面を主要にとらえるのも、もちろんOKです。
童話に限らず、おもしろかった小説や映画のあらすじを、同じように5枚の紙芝居にまとめるのもいいでしょう。
こうしたトレーニングを通じて、自分の話したい内容の「話すべき箇所」と「話さなくてもいい箇所」を区別できるようになってきます。
こうして「話の要点」をつかむことで、必要に応じて話を調整することもできるようになるはずです。
ちなみに私も「アナと雪の女王」でやってみたのですが、ほんとうに難しい!
・触れたものを凍らせる力を手に入れたエルサ
・力を制御できずアナを危険に晒してしまったエルサ
・そのショックで引きこもってしまうエルサ
・暴風で両親を亡くしてしまう姉妹
・戴冠式の日に城を飛び出し、氷の城を築くエルサ
・王国を危機から救うためにエルサの後を追うアナ etc
序盤だけでも印象的なシーンしかないこの物語を、どうやって”5枚”に要約すればいい?
逆にいうと、どのシーンを”主要ではない”と削ればいい?
と考えたら、全く進みませんでした。
図らずも、私が話下手な理由が分かる結果となってしまいました。
ぜひ皆さんも、お好きな物語で試してみてください。
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