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あまねまりこ

QOL向上の住まいと暮らしを提案するライフクリエイティビスト

あまねまりこ(あまねまりこ) / ライフクリエイティビスト

Beライフデザイン

コラム

在宅ワークの味方 パフォーマンスアップのインテリア

2023年12月7日

テーマ:パフォーマンスアップ

コラムカテゴリ:住宅・建物


インテリアによってパフォーマンスが変わります。
それは感情面、作業などのやりやすさ(捗り具合)には、環境が大きく影響するからです。
この理論で言えば、インテリアを変えることでパフォーマンも上げることができるのです。
今回は在宅でのお仕事や勉強など集中しやすい環境づくりのポイントをご紹介します。
まずは取り組みやすいことから、取り入れてみてください。

集中できないのは、環境のせいかもしれません。

適切な環境でないと、良いパフォーマンスが発揮できないものです。

インテリアでパフォーマンスアップを狙う時、2つの視点から考えると良いでしょう。
・作業しやすい要素を満たした環境
・良い感情で取り組める環境

まず優先するのは作業しやすい要素。その中には、妨げる要素を排除することも含みます。
良い感情は追い風みたいなイメージでしょうか。
作業に適した要素を準備した上で、更に良い感情をチョイ足しして、さらに捗らせようという感じです。

作業・行為の種類で適したインテリアは異なる

何ごとも何をするのか?という目的に対して、手段を誤ると出来上がりの質が下がったり、余計に時間がかかりますよね。

例えば、隣との距離の近いカフェのカウンター席で、大きな資料を見ながら何かを検討する場面をイメージしてみてください。
このシチュエーション、嫌だなあと思った方が多いのではないでしょうか?

狭い所に面積の大きいモノを載せることに、まずは無理がありますよね。
私だったら広げたとしても、隣や周りの人に申し訳ないとか、色んな方の目が気になってソワソワしそうです。
集中して検討できる要素は皆無と言って良いでしょう。

かなり極端な例でしたが、環境(狭い場所)と目的(大きな資料を広げて検討する)が一致しないと、モノゴトはスムーズに進まないのです。
さらには、検討する時は色んな思考が巡り、とても集中力が必要ですよね。
その時に周りが気になる、他者への申し訳ないという感情は、決める時の妨げにもなってしまいそうです。

つまり適さない環境は、作業の足を引っ張る元凶になり得るということです。
そしてインテリアは環境そのもの。

リモートワークが捗る(はかどる)要素

それではリモートワークの環境チェックをしてみましょう。
・趣味のモノや散らかった状態が目に入る
・疲れやすい姿勢で作業をしている
・作業に必要なモノをアチコチ取りに行く
・家では自動的にリラックスモードになる

Yesの数が多いほど、集中しにくい環境と言えます。
Wi-Fi環境の不具合やご家族が気になるという理由だと、インテリア以外の対策が必要になりますが、上記の内容に関しては、インテリアの調整で集中力をあげて、在宅でのお仕事の効率を高めることは可能です。
では1つずつ解決方法も見ていきましょう。

趣味のモノや散らかった状態が目に入る

仕事に無関係なモノが視界に入らないようにする。
人間の五感のうち、8割は視覚によると言われています。
つまり、無意識でも視界に入ったものは、脳は認知しているということ。

だから無関係なものが目に入ると、無意識のうちに影響を受けているのです。
すぐに片付けられない時は、壁に向かって作業するのも良いですよ。
ただし、その壁には何も張られていない状態で効果が期待できます。

疲れやすい姿勢で作業をしている

一番良いのは、仕事に適した椅子を用意すること。
おうちの家具を選ぶ時、仕事で長時間座っても疲れない椅子、という目的で選ぶ方は少ないと思います。
オフィスでは疲労感をそんなに感じないとすれば、それはオフィス用の家具のお陰かもしれません。

場所やコストでお仕事用の椅子を購入を決め兼ねている場合は、座面に敷き物を使うなどして、疲労感を軽減する工夫をしてみましょう。

仕事・勉強・作業の姿勢とリラックス時の姿勢は異なります。
ぜひお仕事など、作業に適した姿勢を得られる状態で取り組みましょう。

作業に必要なモノをアチコチ取りに行く

オフィスで仕事がはかどる理由に、必要なモノがすぐに手に取れる環境というのもあります。
お仕事で必要なものは、キャスター付きのラックや持ち運べるカゴなどで、まとめておきましょう。
これらの情報は多く出ているので、ご自分に合うモノを探してみてください。

家では自動的にリラックスモードになる

場所と感情は紐づけされると言われています。
だからいつも寛ぐ場所でのお仕事は、難易度が上がるのも当然です。
しかもリモートワークは、オンとオフの区切りも曖昧になりやすいですし。

そのためには寛ぐ場と集中する場を分けるのが理想です。
ワンルームだとしても、コーナーを分ける感じですね。
手軽に壁に向かってお仕事をするのもおススメです。
家具のレイアウトの関係で、場所が固定される時は、座る場所を変えるだけでも気分が変わってくると思いますよ。

効率を上げたい時は環境から整えよう

もし集中できない、効率が低いと感じたら、その環境が適切なのかを一度、疑ってみましょう。
環境というと、とても範囲が広く手に負えないこともありますが、インテリアは自分で整えることができる最も身近な環境です。

座る場所を変えるなど、手軽にできることで効果を実感できることもあるので、まずはなるべくコストのかからない方法で試してみることをおススメします。
コストをかけたからと言って、それが本当に原因なのかは実際にやってみないとわからないものです。

不便や違和感を感じたら、その原因と思われる要素を探す。
そしてその原因を取り除いたり、変えてみる。
実際に試して、その効果を確かめてみる。
この積み重ねであなたにとっての良い環境の要素が段々とわかって来ます。

次回は更に一歩踏み込んで、HSPの私が住環境において配慮していることをご紹介します。

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