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鈴木敏広

長く愛される住まい作りにこだわる一級建築士

鈴木敏広(すずきとしひろ) / 一級建築士

まちの大工さん 鈴木工務店

コラム一覧

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吹き抜け7~冷暖房の費用

吹き抜け7~冷暖房の費用

2013-02-11

吹き抜けは、人のいない部分も冷暖房することになりその分費用が掛かります。図のように階段が吹き抜けの中にあり、2階の廊下とつながっていると、冷暖房は2階の共用部分まで負担することになります。ますま...

吹き抜け6~冷暖房の効き方

吹き抜け6~冷暖房の効き方

2013-02-08

吹き抜けにすると容積は2倍です。夏に1階は涼し苦なりますが、2階は暑くなります。冬に2階は暖かくなりますが、1階は寒くなります。1,2階の温度差は大きくなります。私は知りませんが吹き抜け用の冷暖房器...

吹き抜け5~照明器具をつけるところが…

吹き抜け5~照明器具をつけるところが…

2013-02-06

吹き抜けにすると天井が高すぎて照明器具が部屋の中央に取付けられません。照明は壁や梁などに付けて数が増え、工事費と器具代が増えます。また器具が多いので、それだけメンテナンスもかかります。つまり...

吹き抜け4~大きいほど弱くなる

吹き抜け4~大きいほど弱くなる

2013-02-04

大工が自分で加工して家を建てていた頃は弱くなると思い大きな吹き抜けは造りませんでした吹き抜けをつくっても、せいぜい、玄関ホールに小さな吹き抜けをつくる程度でした。ところが、今は大きなリビングに大...

吹き抜け3~吹き抜けの壁は2倍の高さ

吹き抜け3~吹き抜けの壁は2倍の高さ

2013-02-01

現在の計算は、壁の力や配置に重点が置かれていますが、吹き抜けの周りの壁は普通の壁より高さが2倍になります(下図参照)。高さが異なる壁が混在して地震などに抵抗することになります。また、床がないため水平...

吹き抜け2~床、水平部材の役目

吹き抜け2~床、水平部材の役目

2013-01-30

木造住宅の耐力壁を計算する場合の前提条件として「床は水平で、剛性があること」という条件があります。地震のときに抵抗するのは耐力壁ですが、その耐力壁同士をつないでいるのは水平部材の床や小屋組なので...

吹き抜け1~大きな吹き抜けは大丈夫?

吹き抜け1~大きな吹き抜けは大丈夫?

2013-01-28

最近、雑誌などを見ると木造住宅でも非常に吹き抜けが多いと思います。しかも大きな居間などに大きな吹き抜けを設け開放感を演出しています。目の前の建築雑誌にも、大きな吹き抜けの写真の広告が出ています。...

建築は大工が造ってきたが25-直せる家

建築は大工が造ってきたが25-直せる家

2013-01-23

現場で作ったものは現場で直せます。職人が手でつくれば手で直せます。工場で機械がつくったものは現場で直せるのでしょうか?1で書いたように法隆寺が残っているのは、大工という職業が人の手から手に延々と...

建築は大工が造ってきたが24-職人の心

建築は大工が造ってきたが24-職人の心

2013-01-21

一番心配していることは、造る人、職人の心が失われることです。柱や梁一本、一本、手を掛けて加工すれば、愛情が生まれます。西岡棟梁、ガウディ、天王寺谷棟梁が持っていた「いいものを造ろう」という心です...

建築は大工が造ってきたが23-会社が倒産したら

建築は大工が造ってきたが23-会社が倒産したら

2013-01-18

「あなた(私のこと)がいなくなったらどうするのですか?」これは以前に、私が依頼者に聞かれた質問です。このタイトルのコラムを書くキッカケになったことです。はじめは、何を言っているのかわかりませんで...

建築は大工が造ってきたが22-経験という学問

建築は大工が造ってきたが22-経験という学問

2013-01-16

今の日本の社会は、実績よりも資格重視です。しかし、現場でものをつくる人にとって何よりも大事なことは経験という学問をおさめた人です。できるかできないかは、実際につくったことがある「経験」に勝る答...

建築は大工が造ってきたが21-長期使用する家とは

建築は大工が造ってきたが21-長期使用する家とは

2013-01-14

世の中は家を簡単に壊さないで長期に渡って使用しようと変りました。それには、大事にしようと思うものでなくてはいけません。誰が作ったかわからないものはなく、つくった人の顔が浮かぶもの、職人とお客様...

「老いるコンクリート」の記事

「老いるコンクリート」の記事

2013-01-12

1月4日の朝日新聞にコンクリートが老いているが、点検する技術者が足りない記事がありました。国内のコンクリートの橋について、20年後にはほとんどが50年を超え補修が必要になるが、そのための技術者が足りな...

建築は大工が造ってきたが20-現場で考える

建築は大工が造ってきたが20-現場で考える

2013-01-11

天王寺谷棟梁が1952年に建てた家は倒壊しませんでした。その理由は棟梁が現場で想定外のこと、「いいものをつくろう」と考えたからだと思います。効率のために大工から加工する機会を奪っていては、天王寺谷...

建築は大工が造ってきたが19-資格と経験

建築は大工が造ってきたが19-資格と経験

2013-01-09

なぜか、経験よりも資格の有無を問われます。「できるか?できない?」かよりも「持っているか?もっていないか?」です。         基準を守るためには資格のほうが大事なのです。そして、経験不足...

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