道路面に窓がない家⑬~もしも玄関戸が開かなかったら

鈴木敏広

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テーマ:住宅の変化

外周に大きな開口部を設けない場合、一つ心配なことがあります。それは、もしも玄関の戸の鍵などが壊れてはいることができないときはどうするのかということです。

毎日使う鍵が壊れない保証はありません。最近は勝手口のある家も少ないですし、トイレに窓の少ない家も多くなっています。玄関の鍵が壊れたら出られないし入ることも出来ません。

道路に窓がない家⑬

ネットで見た家の中に、玄関ドア以外の窓が縦長のスリット窓とキッチンの天井に近い場所に付ける横長のハイサイド窓という家がありました。採光は天窓から入れています。もしかしたら他の部屋にあるのかしれませんが、写真を見る限り他に窓がないようでした。その家を見たときに玄関ドアの鍵が壊れたらどうするのかと思ったのです。縦スリットは人が通れませんし、ハイサイド窓は脚立などがないと入ることは出来ません。

実際、ずいぶん前のことですが、私は玄関の鍵が壊れて中に入られないと午後6,7時ごろに電話があったことがあります。現場に行くと鍵は全く動きません。仕方ないので許しをもらい、もっともガラスの面積が小さいトイレの窓を割って中に入り、玄関を中から開けたことがあります。もちろんトイレの窓は修理するまでベニヤ板で塞いでおきました。このお宅には勝手口はあったのですが鍵は家の中でした。

外壁に大きな開口部を設けない住宅の設計者はもしも鍵が壊れた時、どこから入るとどう考えているのでしょうか。


次回は、『道路面に窓がない家⑭~通風は?』です。


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木造住宅からマンション、市の施設まで建築業界の最前線で培った経験を生かし、安心、安全、快適で長く暮らせる住環境を提案。大工経験から現場の声を大切にする家づくりは職人にも施主にも好評。リピート率も高い。

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