使用期間を考えて作っているのか⑥~ケラバも同じ
コラム「軒のない屋根の家⑨」に法隆寺の棟梁だった西岡棟梁の話を書きました。1300年前に法隆寺を建てた飛鳥時代の職人は、雨の少ない中国の寺院と違い、雨の多い日本に向いた軒が深い寺院を建てたという話です。軒の深い屋根で作られたで法隆寺は1300年間、無事建っている証明をしたのです。
法隆寺に限らず木造で100年以上残っている日本の建築物で軒や庇のない建物はないと思います。日本では軒、庇のある建物が、使用期間を長くしメンテナンス費用を抑えることにつながるとことは間違いありません。軒があるかないかは、雨の多い日本の建築物ではそれほど重要なことだと思います。
しかし、最近は外壁が傷むだけではありません。高気密高断熱住宅の普及は他の心配も増やします。
コラム「増える夏型結露②」で夏型結露が起きる原因の一つとして放湿型結露のことを書きました。雨水などで外壁材などが吸湿した状態になったあと、温度が上がるとその材料から水蒸気が放出され、移動して夏型結露となるという話です。
特に窯業系サイディングのような塗料が傷むと吸湿する外壁材は、雨漏りしていなくても塗料が傷めば吸湿します。吸湿すれば水分を壁の中に放湿する(放湿型結露)ことが考えられます。コラム「増える夏型結露②」に書いた例のようになります。
軒なし庇なし住宅は工事が簡単に早くでき工事費は安くなるが、雨漏りの可能性が高くなり、外壁が早く傷み、しかも外壁材によっては夏型結露が起きやすくなるという大きな負担を背負うと思います。
次回は、『使用期間を考えて作ってるか2③~減った塗る工事その1左官工事』です。
YouTube公開しています。(https://www.youtube.com/channel/UCSOQJJSB9gBnpWeXIWnSacg)
---------1955年以来の信頼と実績---------------------------
まちの大工さん 鈴木工務店
TEL : 0532-32-4265 FAX : 0532-32-4251
E-mail : machino-daikusan@h3.dion.ne.jp
◆住まいに関することは何でもお気軽にご相談下さい
-------------------------------------------------------------------------


