内装に本物の木材が使われなくなった⑥~本物の木で作る理由は傷ついても目立たないから
コラム「省エネ基準検証しなくていいのか①」にも書きましたが、窓が小さいだけでなく少なくなっている今の住宅で本当に問題がないのでしょうか。
窓が少なく小さくしている主な理由が、省エネ性能を上げるためだとしたら、検証していない規準で良いのか心配になります。
現在の省エネ規準を満たすためには高性能な断熱材を使用し、高性能なサッシを使うことですが、さらに上の規準を満たすためには今回のコラムに書いたように窓そのものをなしにすれば評価は上がります。
下の図は以前にも載せたクリモグラフですが、日本の夏の気温は東南アジアと同じ、冬はドイツなと同じ気温、但し、湿度は夏も冬もドイツとは大違いです。違う国を見本にしていてはダメだと私は思います。
窓が小さい、少ない家は冬に向いた家なのです。夏が東南アジアと同じように暑い日本に向いてはいません。現在の規準はドイツを見本としているようですが、上の図のようにコラム「 住宅の健康⑤」に書いたようにドイツと日本では気候が違います。見本には出来ないと私は思っています。日本に向いた省エネ基準を考えるべきだと思います。
そういえば、コロナで世界中が大変になっていたときに、窓を開けて換気するようにいわれていました。窓がない家ではそのようなことも出来ません。⑤に書いたように現在の住宅の換気扇はシックハウス対策で考えられていてコロナなどの対策に向いていません。換気扇で空気を動かすよりも窓を一度開けた方が一度に空気が入ります。
窓がなくてもいいかは検討段階と思います。
次回は、『太陽光発電について2 ①~釧路湿原のニュースを見て』です。
YouTube公開しています。(https://www.youtube.com/channel/UCSOQJJSB9gBnpWeXIWnSacg)
---------1955年以来の信頼と実績---------------------------
まちの大工さん 鈴木工務店
TEL : 0532-32-4265 FAX : 0532-32-4251
E-mail : machino-daikusan@h3.dion.ne.jp
◆住まいに関することは何でもお気軽にご相談下さい
-------------------------------------------------------------------------



