最近の窓について2⑥~窓少なくなった理由

鈴木敏広

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テーマ:住宅の変化

最近は浴室に窓を付けないというのは聞いていました。部なくなった理由としては以下のような理由が考えられます。
・省エネ性能を上げるため
・費用がかからない(安くなる)
・掃除が楽
・防犯
が考えられます。

掃除が楽という理由は別として一つ目の省エネ性能を上げるためとは、窓が断熱サッシになっても壁に比べたらと考えられます(「コラム「最近の窓について⑥」参照)。

次の費用がかからなくなるのは、窓の方が壁を作るよりも費用がかかるからです。最後の防犯は非常にギモンがあります。開口部が多いほど侵入口は増えるという理由からと思われますが、トイレなどには大きな窓を付けませんから、他の大きな窓から入ると思われます。私のコラム「住宅侵入盗㉓」参照を読んでいただければ、窓まで侵入盗が来てしまうことが問題と思われるので数ではないと思います。

業者の考えは、省エネのために断熱性能を上げるために窓を減らし、同時に工事金額が下がるといって勧めることが出来ます。とにかく、この4、5年で材料が値上がりなどして住宅の価格が高騰していますから施主に勧めるには一石二鳥です。


最近の窓⑥

次回は、『最近のまどについて2⑦~窓の役割』です。


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木造住宅からマンション、市の施設まで建築業界の最前線で培った経験を生かし、安心、安全、快適で長く暮らせる住環境を提案。大工経験から現場の声を大切にする家づくりは職人にも施主にも好評。リピート率も高い。

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