WB工法体験記⑥~断熱材の役目
下の図は各国の一年間の気温と湿度を月ごとにプロットしてグラフにした図です。このグラフをクリモグラフと言います。日本の東京の夏の気温と湿度は東南アジア(例えばシンガポール)とほとんど変わりません。
こんなに夏は暑いのに冬は雪が降ることもあるほど温度が低く、図を見れば冬の東京は北欧のストックホルムに比べ気温は高いですが、湿度が低いためかなり寒く感じます。
グラフでは、東京だけが右肩上がりのグラフになっています。夏は蒸し暑く、冬は乾燥して冷たい気候です。人は気温が高いときに湿度が高いとより暑く感じ、気温が低い時に湿度が低いとより寒く感じます。そう考えると図の東京は非常に住みにくい場所となります。
ですから、グラフから諸外国に比べ東京で夏涼しく冬は暖かい家を作ることは本当に難しいことだと思います。それには、服を着替えるように夏と冬は変わる家でないとだめなのだろうと改めて思いました。
高気密高断熱の家が、夏も冬もただ耐えるだけの工法なのに比べ、WB工法の家は冬向き夏向きに工法を変えるのです。一般の高気密高断熱とは違う工法の省エネ住宅と思います。
次回は、『最近の窓について①~減った引き違い窓』です。
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