内装に本物の木材が使われなくなった③～窓枠と建具
昔の家にベランダありませんでした。昔の家は1階と2階が同じ面積ということはなく、2階が小さく庇が出ていました（下図参照）。
高度成長期から核家族化が進み、たくさんの家が建てられるようになりました。人が少ない家族に大きな家はいらなくなり、50坪ほどの狭い敷地に家を並べて建てるようになると日当たりが悪く1階(庭)に洗濯物を干す場所なくなると、バルコニーに干すようになりました。
また、バルコニーが作られるようになったのは、マンションがたくさん建てられることも理由の一つかもしれません。マンションには必ずバルコニーが付いていたからです。バルコニーに立って外を眺められることはうらやましく思えたのです。私も含めて。
その後、住宅を作れば、必ずバルコニーが付いているようになりました。そして、宅地開発などで同じような土地がたくさん作られ、同じような家がどんどん建てられ、洗濯物はバルコニーに干すようになったのです。
次回は、『バルコニーのない家④～洗濯物はどこに干す？』です。
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