最近の窓について⑧~住宅の窓は用途に合わすべき
バルコニーといえば壁から持ち出す形でした(下図参照)。前回書いたように、なるべく広いバルコニーが付けられていました。
前回書いたようにハッキリしませんが、10年ほど前からバルコニーは短くなり洗濯物の干すだけのスぺースとなりました。その後、持ち出した形ではなくなり、二階の一部が部屋でなくバルコニーとなりました。インナーバルコニーと呼ぶそうです(下図参照)。この形の家は、今でもたくさん建てられています。
ただ、インナーバルコニーは一つ心配になることがあります。バルコニーの下は一階の部屋のため雨漏りすれば大きな被害になることです。本当は少しだけでいいから、バルコニーを外壁面より外に出して排水ドレンを付ければ、雨漏りのリスクは減ります。バルコニーの雨漏りは、排水ドレン廻りか防水材の劣化によることが多いからです。
最後に、広告にインナーバルコニーと書いてありましたが、屋根のような雨がかからないようになっている場合は、バルコニーとは言わずベランダといいます。屋根があるのでベランダの方がいいのではと私は思います。
次回は、『バルコニーのない家③~昔の家はバルコニーがなかった』です。
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