セミオーダー住宅①~メールの相談からその一~2回のメール
このコラムは「セミオーダー住宅⑩」の続きです。コラム「セミオーダー住宅」は、初めメーカーと相談者のやり取りから、メーカーの進め方について書いていたのですが、セミオーダーの言葉が気になってしまい、分けてしまいました。ですから、コラム「セミオーダー住宅」の①~④までのメーカーと相談者のやり取りを一度読んでから、このコラムを読むことをお勧めします。
メールに書かれていた相談者がメーカーにした要望は以下のとおりで、それに対して担当者の答えが→の右に書いてあります。
部屋の配置を変えること → 南にウオークインクローゼットを配置
窓を動かして → 位置を変えない方がデザイン上キレイ
雨漏りの心配 →「大丈夫」の一言
玄関ドアを片袖に → FIX窓に
また、構造についての説明は全くなく、それどころか相談者の質問内容を理解しなかったこともあったそうです。
メールには上記のことだけでしたが、実際はもっとあったと思われます。相談者は要望を言っても担当は理解しないし、プロとしてのアドバイスもないために「何を言っても無駄」と相談することをあきらめてしまったようです。
相談者の文を読んでいると、担当の営業マンは何を言われてもできない方へ話をもっていくようで、上記の南にウオークインクローゼットを配置した提案をしたのも、打ち合わせの時に「こんな設計」などと言われても相談者があきらめてくれればいい、そう考えて南にクローゼットを配置したのではと思ってしまいます。
担当の営業マンは、会社で決められたマニュアルに沿って話を進めているのではないでしょうか。だから設計の打ち合わせも営業で十分で、仮に設計士が打ち合わせしても同じことなのかもしれません。
次回は、『工務店選びで大事なことは、ハッキリ言ってくれる人との出会い②~片流れ屋根の話』です。
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