Mybestpro Members

鈴木敏広プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

合板の使われ方⑦~経験談その2 最近の床工事

鈴木敏広

鈴木敏広

テーマ:材料について

前回に続き床下の話です。

最近は、基礎工事の後、1階の床に合板を捨て張りしてから1階の壁、2階、屋根工事へと進める業者が多くなっています。私は屋根ができていないのに床工事をすることに問題があると思っています。

2,3年前に1階の床だけができた状態で数日間、雨が降った家を見たことがあります。シートも張っていませんでしたから、合板は水浸しでした。雨が上がったらそのまま上部を建てていましたから、合板に含まれた水分は完全に乾燥することなく工事は進み完成したと思います。

合板の使われ方⑦

完全乾燥していなければ剥離し合板の強度が下がる可能性があること、また、合板に含まれた水が施工中に乾かなければカビなどの原因になります。

最近は、上記のような床を張ったときにブルーシートで囲い、雨が掛からないようにしている家が多いようですが、それでも雨の多い日本で床工事を先行することはリスクが大きいと思います。

次回は、『合板の使われ方⑧~野地板を合板にするリスク』です。


---------1955年以来の信頼と実績--------------
      まちの大工さん 鈴木工務店
TEL : 0532-32-4265 FAX : 0532-32-4251
E-mail : machino-daikusan@h3.dion.ne.jp
◆住まいに関することは何でもお気軽にご相談下さい
---------------------------------------------------------

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

鈴木敏広
専門家

鈴木敏広(一級建築士)

まちの大工さん 鈴木工務店

木造住宅からマンション、市の施設まで建築業界の最前線で培った経験を生かし、安心、安全、快適で長く暮らせる住環境を提案。大工経験から現場の声を大切にする家づくりは職人にも施主にも好評。リピート率も高い。

鈴木敏広プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

長く愛される住まい作りにこだわる一級建築士

鈴木敏広プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼