大きな屋根の家⑩~業者Aとの会話その5
先日、業者Aさんとこんな会話がありました。内容は耐震補強のことです。
業者A「この間、聞いた話ですが、○○市で耐震補強工事の計画書を出したら「屋根が大きいので面積を増やして計算し直してください。」と言われたらしい……理由が分かりますか?」
私 「軒の出が大きく60cm以上あると言うことですか?」
業者A「そうです。90cmあります。面積を増やして計算し直してくださいと市の担当者から言われたそうです。」
私 「耐震診断(耐震補強)の計算ソフトがふつうの家を基準にして作られているからです。軒の出が大きい家は普通ではないから割増して計算しないといけないのです。」
業者A「普通の家…そんな基準があるのですか?」
私 「私もハッキリとは知りませんが、屋根→2階→1階へと力を受けるのですから、大きな屋根も小さな屋根も床面積さえ同じなら掛かる地震力が同じではおかしいでしょう。どんな家でもそのまま入力して計算すれば耐震診断できるとはかぎらないのです。」
業者A「確かにどんな屋根でも同じは変ですね。」
次回は、『大きな屋根の家②~業者Aとの会話その2 』です。
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