オール電化について②~オール電化が広まった理由
今回の台風24号で被害があった家へ行った時、数人のお客様から「オール電化の家はお湯も沸かせなくて困る。」という話を聞きました。
知っている方も多いと思いますが、オール電化とはその名の通り、照明やTVなどの電気製品だけでなく入浴や飲食のための湯沸かしや調理も全て電気で行う家のことです。つまり、家に使うエネルギー源は全て電気ということです。
電気は必要なときに必要な量だけを簡単に、しかも安全に取り出し使えるため非常に便利なエネルギーですが、残念ながら貯めることが出来ません。蓄電池で貯めればと考えがちですが、発電所の電気を貯めることができる大容量の電池はありません。24時間電気を作れば、24時間使うしかないのです。
石油や天然ガスは地球が何万年もかけて作り貯めていた物です。だから取り出してから貯めることが出来ます。ガスタンク、石油タンクはあっても電気タンクは無いのです。
住宅のエネルギーとして電気がガスに比べ劣っていたのは、お湯を作ることと調理でした。調理はIH調理器で行えるようになりました。お湯は電気温水器で作ればいいのですが、この頃「空気でお湯を沸かす」というキャッチフレーズとランニングコストが安いという理由でエコキュートが登場しました。
電力会社は深夜電気の価格を下げて夜の間にエコキュートでお湯を作って貯め、入浴や調理で湯を使えば、また深夜に安い電気で湯を作る、ランニングコストを下げることでてオール電化を普及させたのです。
次回は、『オール電化について②~オール電化が広まった理由 』です。
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