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樋について①~角樋が増えた

鈴木敏広

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最近、街を走っていると角樋の家が多くなったと思っています。

角樋とは、樋の断面が凹型の樋のことです。
樋は丸(半丸)が一般的でしたが最近は角形の樋が増えています。しかも、軒樋だけでなくたて樋も角形が増えています。

角樋しか使用できない場合を除いて私は丸型の樋を使っています。なぜ角樋を使用するのだろうか、樋の役目は雨水を速やかに排出することのはずです。そう考えれば丸形の樋を選ぶのが普通だと思いますが…。住宅メーカーの家などは角樋が当たり前のようになっています。

樋について①

水の流れ以外に角樋を使わない理由が一つあります。底が平らなためか泥や葉などのゴミが底に残っていることが多いのです。ゴミが残っていると樋つまりの原因になります。角樋に比べ丸樋はゴミが残りにくいのです。

角樋を採用する理由の一つは「デザイン」だと思いますが、このコラムでは、樋の基本的なことから最近多い角樋について書いていきます。

次回は、『樋について②~樋の説明』です。


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鈴木敏広(一級建築士)

まちの大工さん 鈴木工務店

木造住宅からマンション、市の施設まで建築業界の最前線で培った経験を生かし、安心、安全、快適で長く暮らせる住環境を提案。大工経験から現場の声を大切にする家づくりは職人にも施主にも好評。リピート率も高い。

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