樋について④~角樋と丸樋の違い
最近、街を走っていると角樋の家が多くなったと思っています。
角樋とは、樋の断面が凹型の樋のことです。
樋は丸(半丸)が一般的でしたが最近は角形の樋が増えています。しかも、軒樋だけでなくたて樋も角形が増えています。
角樋しか使用できない場合を除いて私は丸型の樋を使っています。なぜ角樋を使用するのだろうか、樋の役目は雨水を速やかに排出することのはずです。そう考えれば丸形の樋を選ぶのが普通だと思いますが…。住宅メーカーの家などは角樋が当たり前のようになっています。
水の流れ以外に角樋を使わない理由が一つあります。底が平らなためか泥や葉などのゴミが底に残っていることが多いのです。ゴミが残っていると樋つまりの原因になります。角樋に比べ丸樋はゴミが残りにくいのです。
角樋を採用する理由の一つは「デザイン」だと思いますが、このコラムでは、樋の基本的なことから最近多い角樋について書いていきます。
次回は、『樋について②~樋の説明』です。
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