冬向きの家⑫~「聴竹居」から考えて
週刊文春10月5日号にこんな記事がありました。
「暖かい家は寿命を伸ばす」というタイトルでした。
記事の内容は、暖かい季節(4月~11月)に対し寒い季節(12月~3月)の月平均死亡者増加率が一番多いのは、寒い北海道ではなく栃木県という記事から始まっています。
記事の中身を大きく分けると以下のようになります。
①欧米に比べ日本では冬の住宅内の死亡事故が多い
②日本の住宅は北海道などの北国ほど寒さ対策ができている。
③暖かい家は、ヒートショックなどの事故やアレルギーなどの病気になりにくく健康寿命が伸びる。
④断熱工事をすることで、暖かい家を得ることができる。
上記の内容に関して専門家が意見を述べています(下の3人のI氏は全て別人です)。
I氏 欧米では、寒さ対策をしていないことは人権侵害、刑務所でも寒さ対策していないと罰せられる。先進国で規制がないのは日本だけ。
H氏 寒くない家という観点から、また、健康と家を結びつける政策がなかった。
I氏 欧米では、UA値は0.3(UA値とは断熱性能の基準。)、日本の基準は0.87と高すぎる。せめて0.6以下にすれば冬でも暖房がいらない。
雑誌のタイトルが「暖かい家は寿命を伸ばす」だから仕方無いのかもしれませんが、あまりに一方的な内容だと私は思いました。
次回は、『冬向きの家②~週間文春の記事から2』です。
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