軒のない屋根の家⑩~構造的な話
このブログは「片流れ屋根の家が増える理由」の続編です。また、雨漏りについての内容が多いため、コラム「雨漏り、「築30年で初めて漏った家」と同じような話が出てくることを御了承ください。
私のブログで一番アクセスが多いのがとにかく雨漏りに関するコラムが非常に多く、正直、「こんなに雨漏りが多いのか、また、困っている人が多いのかな…」と思っています。
このコラムは、最近たくさん建てられている軒がない家についてです。
軒がない家とは下の絵のように屋根が外壁からほとんど出ていない家のことです。
また、軒のない家に窓の庇はありません(誰か建てているかもしれませんが、私は見たことがありません)。軒のない家に庇があると見た目が悪いからと思われます。
日本では短時間に大量の雨が降り、また、台風など強い風を伴って降ることが度々あります。雨の多いことを考えると軒のない家は雨漏りする可能性が大きくなります(コラム;コラム雨漏り⑥ 参照)。
家の使用期間が長いことを考えれば、軒のない家を作ることは「将来の雨漏り」というリスクにつながることを書いていきます。
軒がない屋根が家にとって良い点は、屋根が小さいため地震に対して有利になることだけだと私は思います。
次回は、「軒のない屋根の家②~軒のある家の雨のかかり方」です。
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