片流れ屋根の家が増える理由②~屋根裏の利用
片流れの屋根の家が本当に多く建てられています。このコラムには雨漏りのことを多く書きましたが、私には、⑥に書いたバランスが悪いことが非常に心配です。
建築基準法では耐震の計算する場合、各階の床面積に定数を掛けて必要耐力を計算し耐力壁の量を決めますが、屋根のかたちは考慮しません(耐風計算には関係あります)。屋根の形が片流れでも、切り妻でも同じ床面積、同じ仕様なら同じ結果になります。
でも、現実には片流れの家は水上の方が屋根の高さが高く、当然重さも大きいはずです。地震力は、重さに比例します。日本は地震の多い国です。建物の形が対象でない場合はそれなりの配慮が必要だと思います。
このコラムには、軒が無い片流れの屋根の家(下図参照)について書いてありません。実は、このコラムは「軒のない家が増えた」という題でした。でも、書き出したら片流れ屋根の家の話がどんどん増えていくため途中で変えました。
次回は「点検商法の記事から①~15年前と同じ」です。
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